BINANCEの取引所トークン「BNB」が時価総額ランキング3位まで上昇したことは記憶に新しいのではないでしょうか。
そして、BINANCEとよく比較対象として話題に挙がる取引所がFTXで、そのFTXの取引所トークン「FTT(FTX Token)」も将来価格高騰が期待されている有望銘柄の一つとして多くの人が注目しています。
このFTXの取引所トークン「FTT(FTX Token)」はステーキングすることで得られる恩恵が多いことをご存知でしょうか?
今回はFTTをステーキングするメリットについてご説明していきたいと思います。
目次
FTXの取引所トークン「FTT」について
ティッカー/通貨名 | $FTT/FTX Token |
---|---|
創設者 | Sam Bankman-Fried |
上場先 | FTX,Gate.io,AscendEX,BINANCE,Huobi,Serum DEX,SushiSwap等 |
時価総額 | 2,700,000,000ドル(21/6/8時点) |
公式リンク | Webサイト |
CoinMarketCap | https://coinmarketcap.com/ja/currencies/ftx-token/ |
FTTは仮想通貨デリバティブ取引所「FTX」の取引所トークンです。
・仮想通貨デリバティブ取引高世界2位を誇るFTXの取引所トークン
・時価総額はまだ40位ほど
・FTXの手数料収入に応じて、バーンされるデフレシステム
・ステーキング報酬が手厚い等があります。
詳しくは以下記事で解説しています。
また、FTX自体の特徴や魅力については以下記事で解説しております。
FTTをステーキングする6つのメリット
FTTをステーキングした際に発生するメリットは6つあり、一つずつ解説していきます。
FTTステーキング報酬
- リファラルレートの利率が上がる
- メイカーフィーリベートが貰える
- 投票数が増える
- SRM(Serum)のエアドロップ報酬が増える
- ERC20とETHの出金手数料が無料になる
- IEO参加に必要なチケットが貰える
リファラルレートの利率が上がる
FTXにはリファラル制度が存在します。
通常のリファラルレートは25%ですが、FTTのステーキングに応じて利率が上がっていく仕組みになっています。
1,000,000FTTをステーキングすると、最大40%まで向上するためかなり美味しいですね。
現実的に考えると、150FTT(45万円相当)~1,000FTT(300万円相当)の30~32%あたりを基準に考えるのが良さそうです。
FTXはBINANCEとは異なり枚数毎にレートが上がっていく仕組みなので大口でなくても利率を上げることができるのが特徴です。
メイカーフィーリベートが貰える
FTXはFTTをステーキングするとメイカーフィーリベートが貰えます。
メイカーフィーリベートとは、板取引で発生する手数料の一部が還元される制度です。(テイカー(成行注文)フィーへの報酬は無いです)
例えば、25枚保有していれば、メイカー手数料が0%になり、さらに150枚以上持っているとその%分の手数料が還元されます。
また、FTTをステーキングしなくても月間の取引数に応じて、メイカーフィーを下げることができるので、FTXは使えば使うほどお得になる仕組みがあってありがたいですね。
投票数が増える
FTXはDAO(自律分散型組織)としての機能も備えており、何かを決める際にFTTホルダーは投票する権利が与えられます。
投票数はFTTの保有枚数×月間取引高によって決定し、最低10FTT×100,000ドル/月で投票の権利を得ることができます。
また、上記の投票ルールに加えて、最低25枚以上を保有しているとステーキングの枚数に応じて投票数を増やすことができます。
そのため、投票に関しては必ずステーキングをする必要はなく、保有×取引だけでも投票の権利を獲得することができます。FTTをステーキングすることでその投票数を更に増やすことができるということですね。
これをCEXでもあるFTXが行っているのは好印象です。
SRM(Serum)のエアドロップ報酬が増える
これ、僕も知らなかったのですが、FTTを保有するとSRM(Serum)が貰えるらしいです。
- FTXでアンロックされている500FTT以上を保有しているユーザーはSRMが貰える。
- ユーザーは、毎週ロックされていないFTTを500枚保有するごとに、ロックされた(1~7年)SRMを3枚貰える(上限無し)。
- FTT保有のスナップショットはランダムに行われ、エアドロップは毎週火曜日のFTTのBurnイベントの後に、対象となるユーザーのウォレットに配布。
上記ルールを読む限り、SRMのエアドロ自体はステーキングしなくても貰えますが、ステーキングすることで配布されるSRMの利率がアップされます。
つまり、通常1,000FTTを保有していると6SRMが毎週配布され、仮に50,000FTTをステーキングしていると6.6SRM(=6枚×10%)配布されるということになります。
よくわからない銘柄を掘って、そのまま無価値になるよりは今後価格上昇が期待できるFTTとSRMの組み合わせのほうが魅力に思えます。
ただし、配布されたSRMは1-7年のロック期間があるため、そこだけはちょっと懸念材料ではありますね。
ERC20とETHの出金手数料が無料になる
FTTをステーキングするとERC20/ETHの出金手数料が無料になります。
昨今のDEX全盛期によってERCのGas代が非常に高騰していることは御存知の通りかと思います。
このGas代は一回だけなら数ドル程度なのであまり気にならないかもしれませんが、積み重なっていくと案外バカになりません。
しかし、FTTのステーキング枚数に応じてERC20/ETHの出金手数料が無料になるのは非常にありがたいです。
例えば、25FTTをステーキングしていると1回/日の出金手数料が無料、150枚だと3回/日が無料になります。
そのため、ERCの出金手数料が無料になるのはかなり僕の中ではありがたいインセンティブだなと思いました。DEXもかなり頻繁に触ってますしね。
ちなみにBINANCEではERC20の出金手数料は15~20ドルほど発生するので、出金に関してはFTXがずば抜けて優れています。
IEO参加に必要なチケットが貰える
FTXのIEOは毎回実施される度に非常に話題になるイベントで、上場する銘柄は何倍にも高騰することで知られています。
そのためIEOが行われるとチケット欲しさにFTTを購入するユーザーが増えるため、価格高騰にも繋がっています。
また、FTXのIEOに関しては、以下記事でも詳しく解説しているので、ご参考にしてみてください。
FTTをステーキングする際のデメリット
ステーキングを引き出す場合14日かかる
FTTを出金する場合のデメリットとしては、ステーキングしたFTTを引き出す場合、14日間かかってしまいます。
すぐに引き出すことも可能ですが、もしそれをした場合、10%の手数料が取られてしまうため額によっては結構痛いです。
もちろん、IEOのチケット獲得目的以外でFTTをステーキングしようと考えてる方々は、長期保有が前提かと思われるのでそのような方々にとってはさほど懸念事項ではないかもしれませんね。
そのときはペナルティをくらってしまうので気をつけてください。
僕も長期保有目的でFTTはステーキング中です。
まとめ
ステーキング報酬まとめ
- リファラルレートの利率が上がる
- メイカーフィーリベートが貰える
- 投票数が増える
- SRM(Serum)のエアドロップ報酬が増える
- ERC20とETHの出金手数料が無料になる
- IEO参加に必要なチケットが貰える
FTTのステーキングは意外とメリットが多く、FTXをメインに使っているユーザーにとってはありがたいものばかりです。
また、ステーキングのメリット関係なく、FTTはFTXの取引所トークンとして非常に期待されており、仮想通貨冬の時代が到来した際は次の上げ相場に向けて必ず仕込んでおきたい銘柄の一つです。
僕自身はステーキングの報酬ももちろんありがたいですが、どちらかというと貯金のつもりで積立でFTTを買ってます。
FTXが倒産しない限りはほぼ安泰と言ってもいいのではないでしょうか。時価総額も40位ほどとまだまだ伸びしろがあると考えてます。
将来性が見えない高APYプロジェクトでFarmingをするくらいなら貯金のつもりでFTTをステーキングしましょう。