外資系あるあるのバックグラウンドチェックを経験してドキドキした話と対策

僕は総合広告代理店を退職し、次は外資系企業で働くことになりました。

その転職活動の過程でバックグラウンドチェックというものを経験しました。正直、最初聞いた時はなんだそれ?状態だったのですが一応自分事ですし、調べてみたので共有したいと思います。

外資系企業ではバックグラウンドチェックは当たり前のように行われているらしいので、もし外資系への転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

バックグラウンドチェックとは

バックグラウンドチェックとは、ミスマッチや問題のある人物の採用を防ぐために、応募者の経歴等申告内容について、事前に確認を行うものです。

チェック内容は主に以下がメインです。

・学歴確認
・勤怠
・職能
・退職理由
・性格
・素行
・所在地
・反社チェック
・破産歴等々...

これらのチェックを母校や前職の人事部などに電話やメールで確認するようです。

 

あどまん
個人情報ガバガバやないか!って感じですけど、外資系企業では主流らしく、たしかに履歴書の偽造がないか知りたいですし、退職理由もほんとは解雇なんじゃないの?みたいなことを確認するのは雇用する上ではめちゃくちゃ大事な要素です。 だって、実は性的暴行で解雇された人でしたーとか怖くないですか?たしかに実施する意味はあるように思います。

なぜ僕はバックグラウンドチェックに怯えたのか

今思うとなんであんなに不安だったのかわからないですけど、なんせ初めての経験だったのでバックグラウンドチェックがどれほど採用の合否に影響を及ぼすのかあまりにも分からなさ過ぎたことが理由です。

当然、履歴書に嘘偽りはなく、怯える必要は一切ありませんでした。

しかし、バックグラウンドチェックとほぼ同義でもある「リファレンスインタビュー」というものも実施されるとのこと。 リファレンスインタビューとは、前職の先輩社員、上司に「僕という人物」について根掘り葉掘り聞かれて評価を下される鬼畜イベントです。

 

あどまん
正直前職では、飲み会も全然行かなかったし、会話も必要最低限に留めていて、お世辞にもいい印象を持たれているとは思わなかったのでめちゃくちゃ不安でした。

 

僕が受けた企業がどうかはわかりませんが、リファランスインタビューは基本的にポジションの高い(役職クラス?)人が対象に行われるらしく、一般社員はバックグラウンドチェックのみのパターンも多いようです。

とはいえ、こういうことは最悪のケースを想定して過ごすことが1番ダメージを軽減できるので、リファレンスインタビューで最悪の評価をされ、内定取り消しされることを想定して過ごしていました。

仮内定状態にも関わらず、予断を許さない状況は内心穏やかではありませんでした。他にも複数社から内定を貰っていたので最悪の事態は避けれていましたが、本当に寝つきの悪い日々が続きました。

結果は内定

不安とは裏腹に無事内定を頂くことができ、晴れて外資系IT企業で働くことが決まりホッとしました。 仮内定から正式な内定までちょうど1週間でした。

正式に内定を頂いた日が奇しくもクリスマスの日だったので、最高のクリスマスプレゼントをありがとうございます。と人事部の方にお伝えしました笑

この結果を踏まえ、思ったことは、

・ひととなりを見るのではなく、あくまで経歴を確認することが目的
・リファレンスインタビューは役職クラス以上で行われる(気がする)
・そこまで強く意識する必要はない

もちろん企業毎でバックグラウンドチェックの重要性も実施内容も異なるので、あくまで仮説にはなりますがそこまで気にする必要もないように思います。

Googleで検索をすると、上位記事には不安を駆り立てるような内容が多くありました。 あれらの記事は自社サービスがバックグラウンドチェックを行なっている企業で、「偽造する人が多いからバックグラウンドチェックを弊社に委託したほうがいいですよ」記事と、「バックグラウンドチェック不安ですよね?そういうときは転職サービスを利用しましょう!」記事の誘導記事が大半なので、不安を駆り立てるような内容に敢えてしているんですよね。

あどまん
もちろん、偽造してたら内定取り消しは当然起こり得えますが、あくまで合否の鍵は今現在面接官と対峙している貴方自身のパーソナリティなので、そこを気にするくらいなら少しでも自身をアピールする準備をしておいたほうが賢明です。

対策

バックグラウンドチェックの対策は大きく2つしかないと思っています。

履歴書は真実のみを記載すること。

当たり前のことですけど、たまに捏造している人もいるらしいですね。 前々職辞めて前職に就くまでの空白期間を、どちらかの在籍期間を引き伸ばして埋めたり、零細企業の在籍をなかったことにしたり...。 気持ちはわかりますけど、やはり履歴書には真実を記載するようにしましょう。せっかく入社したのに捏造がバレて解雇されると、次の転職活動もめんどくさいことになりますし、良いことが一切ありません。

あどまん
もし空白期間があったとしたら、空白期間をなくすのではなく、その間の過ごし方を工夫して話すようにすればいいと思います。いわゆる盛って話すってやつですね。経歴をガッツリ捏造するよりはまだ良いと思います。

前職の社員と良好な関係を保った上で辞める。

リファレンスインタビューで良いことを言ってもらえるように、前職の人とは良好な関係を保った上で辞めることに尽きます。 とはいえ、会社を辞める方は必ずしも円満退社ばかりではないと思います。

・上司のパワハラに耐えられなくて。
・やりたい仕事とは違ってなかなかモチベーションが上がらない。
・会社での人間関係があまりうまくいかない...。

これらの理由で退職した場合は正直祈るのみか、面接時に前もって正直に話しておくことがベターなような気がします。

また、会社によっては、リファレンスインタビューの相手を自分で選べるパターンもあるそうなので、その時は心許した人にお願いするのが賢明ですね。

隠さないとマズい経歴だった場合は、もうバックグラウンドチェックを実施していない企業を受けることに尽きる

僕は経歴を偽造しないと受からないということは、身の丈に合ってない企業を受けてるってことだと思ってるので、簡単に諦めがつきますが、どうしても経歴を隠したい場合もありますよね。

その場合は、国内の企業を受けるようにしましょう。

外資系は基本的にバックグラウンドチェックを実施するので、履歴書を偽造する場合はもう諦めましょう。過去を変えることはできません。 また最近はスタートアップ企業とかもバックグラウンドチェックを実施している企業も増えてきたので気をつけてください。

念のためにSNSも気をつけておこう

これは対策ってほどではないですが、一応SNSにも気をつけておきましょう。本名だと恐らく検索されると思いますし、対象期間だけでも鍵をつけるようにしておくことがベストですね、念には念をですが。 僕もTwitterのアカウントを鍵にしていました。

嘘はいつか痛い目に遭う

転職活動に限らず、人生においても嘘は決して良いものではなく、平気で嘘をつく人はいつか必ず痛い目に遭います。

バックグラウンドチェックは基本的に選考が最終段階まで進んだタイミングや、仮内定を貰った状態で実施されることが多いです。(第三者機関に委託する場合は費用もかかりますし、自社で行ったとしても時間を要するから)

つまり、もし嘘をついていた場合、最後の最後で自分のついた嘘で内定取り消しになる可能性も出てくるので、履歴書は必ず真実を記載するようにしましょう。

自分で自分の首を絞めることほど情けないことはありませんからね。 将来転職を考えている人は、バックグラウンドチェック、リファレンスインタビューというものが行われているということを頭の片隅に置いた上で日々過ごしていきましょう。