暗号資産（仮想通貨）トレードでお金を増やすにはまず資産をきっちり管理することが大切です。
今回はイーサリアムウォレットの代表格であるMetaMaskの特徴や使い方についてご紹介します。
Uniswap（ユニスワップ）を主戦場としている僕はもう「LINE」よりも必要不可欠な存在です。
目次
MetaMask(メタマスク)とは？
MetaMaskはイーサリアム系のトークンを手軽に管理できるウェブウォレットで多くの人に使われています。
イーサリアムのDAppsを誰でも気軽に利用できるようにしたいという思いから開発されました。
そのためPCブラウザやスマホアプリからいつでもどこでも気軽に資産を管理したり、DAppsに接続して使うことができます。
MetaMask(メタマスク)の特徴
イーサリアムベースのDApps（Uniswapなど）を使う上で必須
僕がMetaMaskを手放せない一番の理由がこれです。
実はほどんどのDAppsはイーサリアムベースで作られており、イーサリアムウォレットを接続する前提となっています。
今トレンドであるUniswapやPancakeswap（パンケーキスワップ）などのDefiもAppsの一部であるため、これらを使うにはウォレットが必須です。
今では直接Metamaskからスワップまでできるようになっています。
DApps（Decentralized Applications）とは？
ブロックチェーンゲーム・Defiなどもこれに含まれます。
※最近ではEOSのDAppsも人気です。
1つのウォレットで複数のアドレスを管理できる
有名なイーサリアムウォレットであるMEW（マイイーサウォレット）ではウォレットごとにアドレスを管理しなくてはいけません。
しかしMetaMaskではウォレットは一つで良いため、管理がぐっと楽になります。
画像の赤線部Account1〜3はそれぞれ別のアドレスとなっています。
皆さんおそらく銀行口座って複数使い分けてますよね？
イーサリアムのアドレスも用途ごとに分けていたほうが圧倒的に便利なんです。
しかも銀行口座と違ってアプリは1つでいいのでシンプルです。
PC・スマホなど複数のデバイスからアクセス可能
複数のPCブラウザとiOS・Androidに対応しています。
これだけ対応していればどれも使ってないという人はいないでしょう。
出先で参加したほうがいいイベント（IEOや新規上場など）が突発的に発生することも多いのでこれは助かりますね。
フィッシングサイトをブロックしてくれる
暗号資産（仮想通貨）は残念ながら詐欺や犯罪の温床です。それを考慮してかMetaMaskにはフィッシングサイトを検知する機能が標準で備わっています。
MetaMaskをインストールした端末でフィッシングサイトに入ろうとすると画像のように警告がでます。
2018年4月にMEWを狙ったハッキング事件があったのですが、メタマスクユーザーはこの機能のおかげで無事でした。
コインチェックがハッキングされたときも取り返すために有識者が奔走していましたが徒労に終わりました。
開発者もそのことをわかっていて親切でつけた機能でしょう。非常に好感が持てます。
アカウント作成方法
インストール
まず公式サイトからMetamaskをダウンロードします。お使いの媒体を選んで下さい。今回はGoogleChromeを例に案内します。
「Install Metamask for Chrome」をクリックしてください。
「Chromeに追加」をクリックするとインストールが開始されます。
Chromeの検索バーの右にキツネのアイコンがでてきたらインストールは完了です。
新規アカウント作成
キツネのアイコンをクリックしてMetamaskを立ち上げると初めてかどうか質問されます。
まだウォレットを持っていない方は「ウォレットの作成」をクリックしてください。
Metamaskがデータ収集する内容についての説明がでてきます。
問題がなければそのまま「同意します」をクリックしてください。
番号の順番にパスワードの設定・利用規約の同意を行い、最後に作成をクリックしてください。
このページに有る内容は一字一句読み込んだ上で
シードフレーズは絶対に忘れたり流出しないように保存・管理してください。
保存できたら「次へ」をクリックしてください。
シードフレーズを保存したのかの確認作業を求められます。
シードフレーズを見ながら単語を選択し、完了したら確認をクリックしてください。
これでアカウント作成は完了です。
公式から安全にシードフレーズを保管するためのヒントが記載されているのでぜひ参考にしてください。
MetaMask（メタマスク）の使い方
秘密鍵の保存
アカウントの管理に必須となる特殊なパスワード「秘密鍵」の保存方法を紹介します。
って方のために簡単に説明すると
シードフレーズはメタマスク⇔メタマスクの復元（移行）
秘密鍵はメタマスク⇔他のウォレットのインポート・エクスポート
にそれぞれ必要になります！！！
右上の三点マークからアカウントの詳細をクリックしてください。
秘密鍵のエクスポートをクリックしてください。
アカウント作成のときに設定したパスワードを入力し、確認をクリックしてください。
黄色の部分に秘密鍵が表示されます。これはシードフレーズと同様に厳重に管理してください。
復元
PCの買い替えなどでMetamaskを新しいPCに入れたときのためにアカウントの復元方法もご紹介します。
Metamaskのログイン画面から「アカウントのシードフレーズから復元する」をクリックしてください。
順番にシードフレーズ・新しいパスワードの設定を行い、復元をクリックすれば完了です。
入金
入金方法は①Wyreにてデビットカードを使用する②直接イーサリアムを送るの2種類がありますがここでは②のみ紹介いたします。
赤線部をクリックするとアドレスがクリップボードにコピーされます。
送金先をこのアドレスにして別のウォレットから送金するだけです。簡単ですね。
送金
まずは送金をクリックしてください。
番号順に送金先のアドレスと金額の入力・トランザクション手数料の設定をして間違いがないかを確認し、「次へ」をクリックしてください。
※トランザクション手数料を多く支払うほど送信が早く完了します。
次のページでGAS代（トランザクション手数料）などの確認画面が入るのでそのまま「確認」をクリックして完了してください。
間違って違うチェーンに送ってGOXなんて例がざらにあるヌゥ。
こうなるともうどうしようもないミンミン。
MetaMask（メタマスク）における注意点
セキュリティ周りはすべて自己責任
自分で全部管理できるということは裏を返せば責任はすべて自分にあります。
パスワード・シードフレーズ・秘密鍵をなくしたり流失したりしたらGOXでは免れませんのですべて厳重に管理しましょう。
GOX速報：シンガポールベースのKuCoinがハッキングされ、ホットウォレットから約4.1億円分のETH、162億円分のERC20トークンが盗まれる。
CEO曰くハッカーは秘密鍵をなんらかの方法で入手したとのことhttps://t.co/uHZ8f38mic#イーサリアム #Ethereum #仮想通貨 #暗号資産 $ETH #KuCoin #GOX pic.twitter.com/3xyKmHrm9k
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) September 26, 2020
一度流出してしまえば取引所ですらこのザマです。
言ってしまえば通帳と印鑑がセットになってるようなものなのでそれくらいするのがむしろ普通なのかもしれませんね。通帳と違って絶対に再発行してもらえませんし。
GAS代（手数料）は常に変動し上限がない
イーサリアムは送金などの際トランザクションを実行するためにGAS代という手数料が発生します。
このGAS代は常に変動する上に上限がないため、状況によってはとんでもない高騰をするので注意が必要です。
2021年3月現在はGAS代暴騰の真っ只中で一回の取引で500ドル以上取られたという例が報告されています。
娘の書いた絵をNFT化しようとしたら、
GAS代高すぎで驚く。#NFT pic.twitter.com/tIwVluGRXl— かふぇラテ濃いめ (@DeepCafelate) March 8, 2021
もうgas代高すぎだから早くイーサの過熱終わってくれ！w
— Nami Invest (@Investor_MMM) December 28, 2020
はやくGas代の高騰問題は解決してほしいところです。
まとめ
まとめ
- Defiを触るならほぼ必須
- 1つのウォレットで複数アドレスを管理できたりと使い勝手が良い
- パスワード・シードフレーズ・秘密鍵は自分の責任で厳重に管理しなくてはいけない
- GAS代は常に変動し、時には数万円かかる
いかがでしたでしょうか。MetaMaskはとても便利なイーサリアムウォレットというだけでなく、今トレンドであるDefiを触る上でもほぼ必須です。
GAS代に気をつけながらぜひ利用してみてください。
魔境（Uniswap）でお待ちしています。
