圧倒的なクオリティとユーザー第一主義で設立からたった5ヶ月で世界最大の取引所になりました。
それにとどまらずさまざまなプロジェクトに提携と出資を持ちかけ、サービスの幅を際限なく広げており、
仮想通貨投資家の8割程度はBinanceだけで事足りると断言できます。
目次
Binanceとは
Binanceは中国で創設された取引所で現在はマルタに本拠地を移しています。
2017年7月に突如現れ、わずか五ヶ月後の12月には世界最大の取引所となりその後ずっと仮想通貨界を牽引し続けています。
名称 | Binance |
設立 | 2017年7月 |
取引の種類 | 現物・先物・オプション |
最大レバレッジ | 125倍(BinanceFutures先物) |
取引銘柄 | 297銘柄以上 |
取引手数料 | 0.1%(BNBを手数料に使用する場合0.05%) |
日本語対応 | ◯ |
スマホアプリ | ○(IOS・Android) |
メリット
もはや業界の標準となった最高のUI
Binanceが台頭する前は取引所のUIはどこもごちゃごちゃしていて統一性がまるでありませんでした。
BinanceのシンプルでわかりやすいUIが広まると多くの取引所がそれを真似して今ではBinanceのUIが標準です。
収支だけでなく勝率やRR(リスクリワード)も算出したりと、トレードの成績にこだわる人のことも考えられていて好感が持てます。
チャートの描写もオリジナルツールしか使えず今思うと使い勝手は良くありませんでした。
今では一切話題にあがらなくなってしまったことからUIの大事さがわかりますね。
すべてを網羅する幅広いサービス
最初は現物取引のみであったBinanceですが今では数え切れないほどの種類のサービスを提供しています。
他でできてBinanceでできない種類のサービスはおそらくないでしょう。
仮想通貨投資家の8割がBinanceで事足りると断言した根拠はここにあります。
サービスの一例(ほんの一部)
・マージントレード
・P2P取引→ユーザー間直接取引
・BinanceFutures→仮想通貨証拠金の先物取引
・BinanceSavings→利子がもらえる運用サービス(いわゆるレンディング)
・BinanceSmartChain→手数料格安の独自チェーン
・Liquid Swap→自動マーケットメーカー(Defi)
便利すぎるWalletとして話題になっているSafepal(セーフパル)にも早くから出資と提携を持ちかけていました。
サービス上でもSafepalWallet単体でBinanceアカウントの作成と現物取引ができるなど密な連携が取られています。
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他社のプロダクトが優れてるならそれに出資し味方にしてしまう。
まんまGAFAみたいですよね。
徹底したユーザー第一主義
Binanceは世界最大の取引所ということもあり、常にハッカーに狙われており事件が何度か起きています。
しかしその度にユーザー最優先のすばらしい対応をして逆に評価が上がる結果となりました。
過去に起こった事件とBinanceの対応
→システムがハッキングを検知し流出を防ぐための措置であることをアナウンス。
ハッカーの資産の押収にも成功し、それを全額寄付。
・API不正利用にて相場が不正操縦される(さまざまなコインが暴騰と暴落を繰り返した)
→即座にロールバックして不正操縦による値動きを一切なかったことにした。
その間にトレードしていたユーザーに対し迷惑料として10日間取引手数料無料。
その他の全ユーザーにも手数料70%をBNBで払い戻し。
・ハッキングを許し7000BTC(当時45億円相当)が盗まれる
→数時間後に詳細な被害状況のアナウンス。
被害額が全体の2%であること、こうした事態にそなえ補填用の基金も用意してることを発表。
ユーザーの資産に一切悪影響がないことを明確に伝える。
過去にはハッキングされたことを数日間ひた隠した国内取引所があったのでどうしても比べてしまいますね。。。
注意点
マイナー銘柄・最新の銘柄は取り扱いが少ない
Binanceに上場するには厳格な審査に通ることが必要です。そのため上場するのは実績と実態のあるプロジェクトに限られてきます。
これは逆を言えば詐欺プロジェクトを上場させないための措置であり、自分でプロジェクトの良し悪しを見極める目が養われていない人にとってはとても良いことです。
We don't list shitcoins even if they pay 400 or 4,000 BTC. ETH/NEO/XRP/EOS/XMR/LTC/more listed with no fee. Question is not “how much does Binance charge to list?” but “is my coin good enough?” It’s not the fee, it's your project! Focus on your own project!
— CZ 🔶 Binance (@cz_binance) August 11, 2018
CEOのCZ氏は過去に「Binanceは高額な費用さえ払えば何でも上場させる」と噂された際に
「我々は良いプロジェクトなら無料で上場させてきたし、逆に何億積まれようと草コインは上場させない」と断言しています。
草コイントレードがしたい方は他の取引所を使うしかありません。
上場廃止がちょくちょくある
すでに上場している通貨であっても詐欺であることが発覚したり、ユーザー保護の観点からよろしくないと判断されたらすぐに上場廃止になります。
Binanceから上場廃止されると流動性の大幅な低下とそれを懸念した投げ売りが避けられないためほとんどの場合大暴落するので注意が必要です。
多くのホルダーが資産を大きく入れてしまっていたこともダメージが大きくなった要因です。
ただでさえハイリスクな仮想通貨での一点集中は絶大なリスクが伴うことは頭に入れておきましょう。
binanceの上場廃止銘柄宣告を受けて、最近上がってたTRIGの板見てた。
こう見るとやっぱり影響あるよなぁ。
画質悪かったらすみません。
最後の数秒で5分足表示してます。 pic.twitter.com/YchwIhHlx1— kiara (@akiran0701) October 9, 2018
発表と同時に恐ろしい勢いで下がっていくのがわかります。見てるだけで心臓に悪いですね。
口座開設方法
口座開設までのUIも他の取引所の手本となっているため、既に複数の取引所を開設している人にとってはおなじみの流れになっています。
とてもわかりやすく簡単ですので安心してください。
まずは公式サイトにアクセスします。右上のタブから言語を日本語に変更できます。
上から順番にメールアドレスの入力・パスワードの設定・利用規約の確認を行い、完了したら「アカウント作成」をクリックしてください。
プログラムによる不正操作でないか確認です。スライドバーを横にスワイプしてパズルのピースがぴったりハマる位置まで動かしたら指を離します。
入力しアドレスにBinanceからメールが届くのでそこに記載されてる6桁の番号を入力してください。
口座が開設されました!!
ちなみに学習を開始するとクリックすると「BinanceAcademy」という非常に有益な記事が多い公式ブログに繋がります。
まだ仮想通貨に慣れていない方は勉強がてら読むといいでしょう。
Binanceまとめ
まとめ
・あらゆる取引所のお手本になっている
・徹底したユーザー第一主義でトラブルへの対応の評価がとても高い
・マイナーすぎる銘柄は取り扱っていない
物足りなくなった方は魔境(Uniswap)でお待ちしてます。