下げ相場の「魔界」で生き残るために抑えておくべきこと【仮想通貨】

今や仮想通貨界隈でよく耳にする魔界というワード。

魔界とは、DEX上に乱立する低時価総額の超高金利を謳うファーミング銘柄やデフレトークンで溢れ返り、時には売れないトークンや運営が金を持ち逃げし、時には原資が10倍や100倍にもなる原石も渦めく世界。

本来はアンダーグラウンドの位置付けとして、足を踏み入れた少人数の猛者達が戦いを繰り広げるために存在していたが、いつの間にかBINANCEやFTXを経由せずにそのまま「魔界」へ乗り込む、にわかに信じ難い事象さえも発生しているよう。

今回は今の魔界相場で戦う人々が抑えておくべき

  • やるべきこと
  • やってはいけないこと
  • よくある勘違い

について僕が知り得ることをこの記事に詰め込みます。

バブルで増えた資産を守りたい人、バブルで増やせなくて今焦っている人にとって役立つ内容になっているはずなのでぜひご覧ください。

 

なぜこの記事を書こうと思ったか

先日TITANの件がトリガーとなり、「魔界」の存在についてTwitterでは多くの物議を醸しました。

僕の意見としては、魔界には詐欺プロジェクトが乱立しているため初心者狩りが行われ、大切な資金が詐欺プロジェクトの手に奪われ、仮想通貨というマーケットの縮小に繋がることは懸念すべきことではないかと思います。

一方、一撃で原資を100倍またはそれ以上に増やすチャンスが眠っているのも事実で、しかもそれを引くのは宝くじを当てるよりも何倍も簡単であるため、初心者が少ない原資で魔界に挑もうとする気持ちもとても分かります。

魔界は非常にリスキーだから「ある程度原資が貯まるまで一生懸命働け」とか「毎月BTCをコツコツ貯蓄していけ」とかめちゃくちゃごもっともな意見で何の反論もありません。(そりゃそうや)

ただ、頭ではギャンブル性が高いと分かっていながらも、少額から短期で資金を増やしたいと思う人々はこの先も跡を絶たず、形を変えながらこのアンダーグラウンドは一定の需要を保ち残り続けるのではないかと思っています。

かくいう僕自身もこの魔界がきっかけで一気に資産を増やすことができ、サラリーマン何十年分もの資金をたった一年で手にしたのも事実です。
一定の資産を築いた今だからこそ、ビットコインやイーサリアムを保有しておけという意見にも大いに頷くことができますし、今では魔界はほぼ卒業し、堅実な投資に大きくシフトしています。(やっぱり楽しいので、たまに魔界銘柄に特攻するときもありますが)

では、自分が魔界に対して出来ることはなにか考えた時に、右も左もわからない状態で魔界に足を踏み入れた者に自分が資産を増やしてきた立ち回り方やマインドを伝え、1ドルでも多く市場から金を奪い、その後ビットコインやイーサリアムといった堅実な銘柄に触れてもらえるようになることが自分の役割だと考え、この度改めてブログで魔界での立ち回り方についてまとめようと思った次第です。

魔界のリスクについては他の優秀な方々が散々お伝えしているため、僕はそれでもなお足を踏み入れた者がなんとか無事生きて帰れるように手助けをしたいと思います。

この記事は前作Uniswap(魔界)で原資を100倍以上に増やした僕が心がけた10のことの守り(下げ相場)にフォーカスした続編となります。

そもそも魔界は儲かるのか?

正直、魔界は短期間で一気に何十倍もの資産を増やす可能性を秘めています。それは誰がなんと言おうと紛れもない事実です。

しかし、増やせる人はごく一部の人間であり、さらにそれを持ち帰れる人はそのまたさらにごく一部かと思われます。

唐突に僕の話をすると、昨年の7月に魔界デビューしました。

当時はほんっとうに何をやってもうまく行かず、なんとか増やしてもその倍の速さで資金が減っていきました。

軌道に乗るまでは、手取り45万円の内20万円以上をビットバンク「コキヤクグチ」へ入金し、負けても負けても諦めない精神で粘り続けました。

資産が増えるまでの道中では、

・リベース銘柄に焼かれる
・デフレトークンに期待して焼かれる
・YieldFarmingの売り圧に巻き込まれる
・変則的なYieldFarmingで資産がパーになる
・ラグプルを味わう
・プレセール参加後、セール価格割れ連発
・煽りに乗っかって焼かれる
・売れない銘柄を掴んで焼かれる
・ガチャガチャしてGas代が積み重なる

・ガチホして焼かれる等々...

このように、数え切れないくらいのミスで資産を溶かしてきました。

暗黒時代のオリックスの如く、黒星が積み重なってベッドの上で「クソがぁー!!」と叫んで頭を抱えて寝込むこともよくありました。

あどまん
今思えばこれらの失敗を2020年9月までに一通り経験できていたのは本当に良かったです。
あらかじめこれらの失敗を経験していたからこそ、本格バブルが到来した際に魔界で資産を築くことができたと思っています。当時は今ほどグループもなく、DEX自体触れてる人も少なかったので先駆者達にDMで質問しまくってご迷惑をおかけしました。

なので、今思うと結果的に資産が増えたからこそ、「魔界は短期で資産を増やせる所」として思えていますが、途中で諦めていれば「魔界は恐ろしいクソの掃き溜め場」という認識になっていたと思います。

僕は魔界の恐ろしさと何百倍も稼ぐ両方を経験しているため、「稼げる可能性もあるけど、死ぬ可能性も結構高いし運も大きく左右する」と伝えておきたいです。

増やした過程については以下で紹介しているため、割愛しています。

関連記事Uniswap(魔界)で原資を100倍以上に増やした僕が心がけた10のこと

魔界を彷徨う上でやるべきこと

利益を他の資産に移す

これが一番大事です。

僕の知っている方でも同じ流れで50万円を5000万円まで増やしてその後10万円になってしまった方がいます。

SNSでも多く見られたので決して珍しくないことです。

人間不思議なもので増えるとどうしてももっともっととなるんですよね。

僕も200万円まで増やしたら利益分はすべて出金すると決めていたのにいざ増えるとこのマイルールを守れずにズルズルと目標金額を上げて現在に至ります。

もっと稼ぎたいという気持ちをぐっと堪えて、増えた分は少しづつでも他の資産に替えていきましょう。

あどまん
特に仮想通貨界隈では「億り人」というワードがあるせいか、誰も彼も1億円を目指している傾向が見られます。
本当に生活を豊かにするのに望みを叶えるのに最低1億円が必要なのでしょうか?
周りがそれくらい稼いでるからと、とりあえずの目標においてませんか?

特に今資産が大幅に増えている人に伝えたいのが、

相場参加者全員が今画面に移っている自分の資産をそのままの額で出金できることは絶対にない」ということです。

当たり前ですが今の価格で買おうとする人がいて初めてその価格で売ることができます。

本質的にはあくまでババ抜きであり、一抜けするのが早いものが勝つことを忘れないようにしましょう。

2倍で原資分を利確、10倍で全利確

こちらは前回の記事でも伝えた内容になりますが、大切なことなので再掲です。

もし買ったトークンが2倍になった時点で原資分を抜いてしまえば、負けることはなくなります。

これを意識するだけでも資金は守られますし、原資利確分で新たな銘柄を買うことができます。

また、魅力的なプロジェクトが次から次へと生まれてくるため、10倍になったらその銘柄を利確して、新たにプロジェクトに投じたほうが効率的です。

あどまん
僕はこのルールを徹底することでかなり変わりました。
一つでも機械的なルールを設けることは判断を鈍らせないためにも重要だなと思いました。

草コインなんて無数にあるので、多少早期利確したところで引きずる必要はないです。

得た利益はBTCやETHの積み立てに

魔界銘柄で得た利益をまた次の魔界銘柄に投じるのは危険

なぜなら恐らく殆どの方は持続的に利益を出し続けることが困難だからです。

また、僕が最も危惧しているのは資産が増えれば増えるほど、欲も出てくるため、最初はスキャム特攻上限額を300ドルと設定していても、利益が出れば出るほど、当初設定してた上限額が1000ドル、3000ドル、10,000ドルとジワジワ増えながら気づけば超リスキーな戦い方になっています。

そして、最後はTITANのような銘柄と遭遇し、無事死亡。

それでは元も子もないので、魔界で得た利益は出金するのもいいですが、BTCやETHの積み立てを行って今の利益を未来のバブルに繋げましょう。

あどまん
僕が生き残れた理由の一つとして、魔界一筋ではなく主要銘柄に資金を流していた事も挙げられます。
少ない原資を短期間で増やすために魔界に挑むのは賛成です。
が、増やした資産を魔界でさらに増やそうとすることは当初よりリスクが膨れ上がっていることを認識しておきましょう。一瞬で築いたものが失われるのが魔界です。

ステーブルコインをレンディングして運用する

BTCやETHだけでなくステーブルコインをFTXやYieldFarmingに預けて利息をもらって過ごすのも大事です。

例えば、PolygonのSushiSwapでステーブルペアでPoolするのもいいですし、FTXでUSDを預けて運用してもいいでしょう。

数年前と異なり、今ではステーブルコインでも利益を出せる時代になったので、魔界の利益はステーブルコインに避難させておくことも大切です。


HashHubさんでもUSDCのレンディングサービスを開始したのでこちらも検討してみてはいかがでしょうか(HashHubさんのブログもオススメです)

 

IEO,IDOなど勝率の高いもので着実に利益を出していく

依然IEO,IDOは強く、当選すると上場後即売りで何倍にもなる可能性を秘めています。

相場が悪くなり、さすがにポロポロとセール価格を割ってしまう銘柄も出始めているものの現状まだ殆どの銘柄が当選するとほぼ勝ち確です。

そのため、応募方法はめんどくさいですが、やはりこちらもローリスクで利益を増やすことができるのでぜひやっておきましょう。

ただしIDO銘柄は上場後ほぼ100%大きく下落するため、上場後は即売りが鉄則です!

また、FTXのIEOも定期的に開催されるのでこちらもぜひチャレンジしておくことをオススメします。

関連記事FTXのIEO「SolriseFinance(SLRS)」の参加方法について解説

あどまん
FTXのIEOはFTTを保有する必要があるのでリスクがないわけではありません。
が、当たれば何倍にもなる可能性を秘めてると思うとできれば参加したいところではありますね。

魔界を彷徨う上でやってはいけないこと

トークンの仕組みを理解せずに特攻するのはNG

魔界の上場戦は短期決戦の場合が多く、誰かが紹介してるものに脳死で飛びついてる人が多ように感じます。

それ、本当に危険です!

例えば、先日のTITANの例を挙げると、「TITAN」ではなく「IRON-USDC」でYieldFarmingをしていれば、あの大事故に巻き込まれても軽傷で済んでいたかもしれません。

しかし、仕組みを調べることなく話題になっているTITANを買っていた場合、もし逃げ遅れたらほぼ無になっている可能性がありました。

ちなみに以下特徴を持つトークンはあらゆるチェーンの魔界に乱立しがちなトークンです。

高APYイールドファーミング
DEXなどのDeFiサービスに資産を預けることで常軌を逸脱した利率の手数料収入を得る運用モデル。
殆どのサービスがPancakeのコピーで「高利率(見せかけ)」しか特徴がないため、ファーミングが開始すると売り圧で下落することが多い。

 

デフレトークン
需要が高まるのと逆にトークンの供給量が減っていき、価格が上がっていく仕組み。
トランザクションが発生する度に手数料◯%がかかり、手数料の内◯%がホルダーに還元され、残りの◯%がBurnされる仕組み。
ステーキングをせずともウォレットに保有しておくだけで枚数が増えるという謳い文句且つコピーがしやすい仕様のため、魔界では主要銘柄の一つ。

 

リベーストークン
市場の需給に応じて供給量が調整されるトークン。
例えば、リベース基準値を1ドルとして、「市場価格が1ドル以上なら、総発行枚数を増やすことで1ドルに合わせる」トークン。
1ドル以上の状態で定められた時間になると、自分のウォレットに入っているトークンの枚数は増加し、1ドル未満であれば、自身の保有枚数が自動的に減少。
この調整プロセスを、Rebase(リベース)と呼んでおり、度々出没しプチバブルを生み出す。

これらのクローンはスキャムの可能性が非常に高いので危険

上記で挙げた特徴のクローンは乱立しやすく、二番煎じ以降はただコードをコピーして金を巻き上げるためだけに作ったようなものが多いです。

そのため、仮に上場戦が上手く行ったとしてもその後はほとんどの確率で落ちます。適正価格の「無」になります。

もし買った場合もすぐに手放すことをオススメします。特に下げ相場の今は!

高利率YieldFarming銘柄のAPYはただの飾り

APYの高いファーミング銘柄の99.999%以上は何の実用性もないプロジェクトです。

殆どがPancakeのコピーであることは見てもわかると思います。

目に見える高APY(APY1000000000%みたいなやつ)を餌にするとユーザーが集まりやすいのとコードがコピーしやすい仕様のため、乱立しているのが現状です。

なので、高APYは餌であり、釣られる魚にならないようにしましょう。

あどまん
仮にファーミング銘柄に飛び乗ったとしても、ファーミングはしないほうが吉です。
掘れる量よりも売り圧のほうが上回り、無に向かって加速します。
なので、ファーミング開始が最大にして唯一のファンダとして捉え、ファーミング開始前or開始直後に売ってしまうのが良さそうです。欲を出したら負けです。

また、ファーミングの大成功例はまさにSushiやCakeではないでしょうか。

このような銘柄を掘り続けることができれば大・大成功ですが、今からこのような銘柄をピンポイントで当てることは非常に難易度が高いと思います。

なので、上記で挙げた特徴のトークンに夢や希望を持つのはやめましょう。

ステーブルを目指すリベーストークンは怖い

今回話題になったIRONはUSDCとTITANを合成したアルゴステーブルでしたが、その一つ前のトレンドにはリベーストークンというものもありました。

リベーストークンは、総発行枚数を調整することで無理やり目標価格に近づかせようとするとんでもないトークンのことです。

目標価格が1ドルだった場合、リベースの時間に1ドル以上の状態だと「総発行枚数を増やして1ドルに調整」し、1ドル以下だと「枚数を減らして1ドルに調整」するというものです。

もし毎日基準価格より上の状態が続いていると、チャートはほぼ毎日同じ位置を行き来しているように見せかけて、時価総額はぐんぐん伸びていることになります。

例えば

1日目
・時価総額100万ドル
・基準値1ドル
・リベース時2ドル
だった場合、ポジティブリベースが適用されると...
2日目
・時価総額100万ドル
・基準値1ドル
・リベース後1ドル
そこから翌日、2ドルでリベースを迎えた場合...
3日目
・時価総額200万ドル
・基準値1ドル
・リベース後1ドル
つまり、発行枚数を増やして1枚あたりの単価を無理やり下げることになるため、連続してポジティブリベースが続いた場合、価格帯が同じでも総発行枚数が増えているため、時価総額も増えています。

かつて一斉を風靡したBASEを見てみましょう。

このプロジェクトは仮想通貨のマーケットキャップを基準値としてリベースが実施される銘柄でした。

一見チャート自体は特に特徴がありませんが、基準値約0.6ドルより高い価格で維持され続けていたため、毎日ポジティブリベースが実施され続け、時価総額は急上昇していきました。(数日で100倍?とか)

チャートだけ見ると「あれ?これ話題になってる割に買い時じゃん!!」と思ってしまいますが、実際は時価総額が伸びて続けているため、罠に陥るケースが多いです。

これらのリベース銘柄も今回のTITANも先行者がかなり有利に働くプロジェクトなので、後から入る人は注意しましょう。

あどまん
リベース銘柄の怖いところはどちらにも”加速”するところです。
リベース時間が近づいたタイミングで「ポジティブリベース」になりそうなら、より強い買い圧力が生まれ、「ネガティブリベース」になりそうなら、より強い売り圧力が生まれます。
純粋な動きであれば、仮にネガティブリベースでも枚数が減る代わりに価格は上昇するので時価総額自体に影響はないものの、この直前の動きによって損得が大きく変わってきます。

 

これらはあくまで例にすぎませんが、自分が投資しているトークンのリスクがどういうものか把握し、「儲かってる」らしいから「話題になってる」から自分も買おうのスタンスでは必ず痛い目に遭うので気をつけましょう。

早い者勝ちに負けまいと不注意になる

魔界ではプレセールや上場戦など、たった数秒が勝負を決めるケースが非常に多いです。

そういうときに限り、判断を誤ってしまいます。

上記は僕が運営しているオープンチャット魔界ソルジャー天下一武道会の会話の一部ですが、慌てすぎて間違った情報やミスに振り回されて大混乱になっています。

誤ったコントラクトアドレスのトークンを買ってしまうと「売ることのできないトークン」や「ラグプルトークン」を掴んでしまう可能性があります。

仮に、誤ったコントラクトアドレスではなく、正規のアドレスから購入することができれば、何倍も掴めた可能性があるため、スピード勝負のときこそ焦らず慎重に行きましょう。

テレグラムは詐欺の宝庫なので、コントラクトアドレス等の情報は公式のアナウンスからのみ取得しましょう。

あどまん
資産の一部を送金してGOXならまだいいですが、トレードする時に数量をまちがえて資産全部やられるなんてパターンもあります。早いもの勝ちとはいえ資産なくなったら元も子もないので落ち着きましょう。

慣れていないことで勝負に出る


バブル相場で資産がどんどん増えるのに慣れてしまったり、周りが大きく稼いでるのに自分は利益を出せていないことに焦ったりで、調整相場でもとにかく資産を増やそうとアレコレ手を出そうとしていませんか?

上のツイートは2017年バブルの時の様子をまとめたものです。

多くの人がこのパターンに陥ってしまったそうです。

「下げも取れてこそ本物」みたいな主張をしてマウントを取ってくる人が多いのもそれに拍車をかけているように思います。

本来はショートが得意な人だけ下げも取れば良いはずなのに。
僕は基本的には自分が得意な「近いうちに大きく上がると思った銘柄を初動で仕込んで売る」に徹します。
下落が続いてそれができないならできる相場になるまで今までとは違う手法を勉強したり本業をがんばったり旅行にいったりして気長に待ちます。
また、「魔界」だけで見ても、ファーミング銘柄やリベース銘柄、デフレトークン等”一応”トークンも何かしらの性能を持っているため、人それぞれ得意不得意はあると思います。

なので、魔界でもあえて得意ではない、良く分からないものには飛びつかないように意識しましょう。

あどまん
魔界で利益を出して「自分は投資の才能があるんだ!」と思ってる人、それはもうえらい勘違いです。
この領域は再現性が難しく、応用も効きづらいため、増やした資金でFXに挑むと高確率で負けます。
一部の人はそのまま勝てるようになるかもしれませんが、前回のバブル後は下げ相場でFXに挑戦してそのまま退場して行ったケースが多かったようです。気をつけましょう。
始めたばかりで自分に合ってそうなことがまだわかっていない方は仮想通貨で資産を増やす方法をまとめた記事がありますのでそちらを読んでどれならできそうか考えてみてください。

FX初心者なのにハイレバでスキャルピングする

上に通ずることですが、初心者のハイレバスキャルピングは退場への片道特急です。

なぜ敢えてスキャルピングを挙げたかというと「なぜか下げ相場になると初心者がいきなりハイレバスキャに挑戦し始めるから」です。

たしかにFXは下げ相場で利益を出すには必須ですし、守りのためのヘッジショートも大事なテクニックです。

しかし初心者がハイレバレッジでスキャルピングをするのは間違いなくただの自殺行為です。

緻密な証拠金管理や瞬間的な対応力なしでは即ロスカットされます。

膨大な知識と経験なしにできることではありません。

そのため、十分に戦えると思えるまではレバレッジはせいぜい2~3倍かつデイトレ以上の時間軸で資産管理を徹底しましょう。

ヘッジショート
現物の価格変動リスクを回避(ヘッジ)するために現物と同額のショートを入れること。
現物を手放したくないけど保有中の価格変動で資産(法定通貨建て)を減らしたくない場合に有効です。

あどまん
初心者だけどそれでもFXがしたいんだ!!!
という人はこれだけは知っておかないとお話にならないよっていう内容をまとめた記事があるので一読して理解を深めてからにしてください。
これだけだと全然足りませんがぼくも勉強中なので。。。
何度もいいますがくれぐれも大勝負しないように。

魔界を彷徨う上でよくある勘違い

トレードで勝ち続ける人=勝率が高い


これは魔界どうこう関係なく投資において全てに概要することですが、毎日相場予測をビシバシ当てるトレーダーたちをみて【勝てるようになる=勝率を上げる】って思ってませんか?

あどまん
もちろん勝率が高いに越したことはありません。しかし何よりも大事なのは上手に負けることなんです。

相場に絶対がない以上、自分の得意としてた手法が全く噛み合わなくなって思っていた方向と逆に相場が動く。

10回連続で外すことだって有るはずです。

勝率だけに頼っていたらこんな時、間違いなく大損してしまいます。

タイムラインで毎日の様に爆益報告が上がってたEAがある日いきなり爆死するのを見聞きしたことはありませんか?

まさにああなってしまうでしょう。

相場と噛み合わない、知識が足りない、いろんな理由で上手く勝てない。そんな時にコツコツと小さく負けて損失は抑えつつ、経験値を積む。

そうしてフィールドに立ち続けていればチャンスが来た時にそれまで守り抜いた資産と積み上げた経験を引っさげて勝負することができます。

勝率うんぬんの前にまずは大きく負けない術を学びましょう。

僕自身、2018年の1月に仮想通貨をはじめて2020年8月にUniswapに出会うまで、ずーっと負け続けてきました。

運良く逃げ足だけは早くて致命傷を負わずにいたから今があります。

魔界のトークンなんて殆どがスキャムなのでおかしいと思ったら即撤退です。ナンピンなんて愚の骨頂の精神で望みましょう。

あどまん
勝負どころを間違えて資産を一気に飛ばさないためには資産管理を徹底するのが一番の近道です。
まだ僕自身試行錯誤の途中ではありますが、アウトプットとして記事にまとめてますので参考にしてください。

お金を大きく増やすチャンスは今しかない!!

こう考えて、焦ってハイリスクな行動を取ってはいませんか?

相場の歴史を振り返ればわかりますがITバブル・FX黎明期・アベノミクス・仮想通貨バブルなどなどなど、上手くやれば数十万円が億に化ける相場は数年に1回単位でやってくるんです。

仮想通貨に限ったとしてもなんだかんだ数ヶ月に1回は誰でも数倍〜数十倍にできるようなイベントが来てるんですよ。

最近だと2020年2月頭に海外のPUMPグループ(数十万人規模)達が一斉にXRPを煽る事件がありました。

この時はPUMP予告時刻数時間前から期待買いにより価格は急上昇、PUMP予告時刻を迎えると事実売りにより大暴落というほんの少し相場に慣れている人であれば誰でも予測できる動きをしたため、往復をキレイに取れている人がたくさんいました。

レバ取引が苦手な僕でもレバレッジトークンで原資12倍にできたくらいです。完全にボーナスステージです。

常にエンジン全開でトレードし続けるのではなくこうした勝負どころを待って、堅く勝負することが大事だと思っています。

チャンスを待ちましょう。

 

 

 

 

 

あどまん
魔界に足を踏み入れる方は一刻も早く資産を増やしたいと思う人が大半だと思います。
なので、焦る気持ちもわかりますが、魔界の中でも堅実に勝てる瞬間というのは間違いなく来ます。
しかも、月単位でみたら複数回は訪れます。
気持ちは分かりますが、ただでさえ焦ると食われる相場です。焦らずじっくりとその時を待っておきましょう。

良い人だから信用できる

これは個人的には余り触れたくない話題なのですが、仮想通貨界隈で資産を守るにあたって詐欺を回避するというのはとても重要なので少し踏み込んで書きます。

僕は法の専門家でもなんでもないのでどこからが詐欺でどこまでセーフなんてのはわからないですが、

オープンチャットなどでどう見ても詐欺にしか見えないものにガッツリはめ込まれてる人たちを非常によく見ます。

そしてはめ込まれてる人たちに誰かが『騙されてるかもしれないよ』と忠告すると必ずこの言葉がどこかで出てくるんです。

『私は実際に会ったけど良い人だったから大丈夫』

・・・・・・・・・・・・・・・・

あどまん
人を騙すにはまず信用させないといけないのだから、コミュニケーションスキルや話術に優れているのは当たり前です!!

もちろん疑ってかかる必要はないのですが、『会ってみてとても誠実に感じたから一口乗ってみよう!!』というのはあまりに短絡的です。

信用しすぎず疑いすぎず、大人として一定の距離を上手く保ちましょう。

仮想通貨界隈では、「え!?あの人が!?」みたいな人が資金を奪って逃亡した事件を何度も目撃しました。バブルでお金が潤ってるからこそ、懐も緩くなってしまうので気をつけましょう。

魔界は冷ややかな目で見られて当然

別にこれは資産の上げ下げにはあまり関係のないことですが、最近話題になっていることなのであえて取り上げます。

「魔界」は詐欺プロジェクトが乱立し、傍から見ると異端な世界であることは言わずもがなです。

株界隈やFX界隈から見ると狂いに狂った世界に見えますし、同じ仮想通貨でも、ビットコインやイーサリアム等の”まとも”なプロジェクトにフォーカスしているような方から見ても異端です。

もちろん、VC(ベンチャーキャピタル)が参加しているような将来化けるかもしれない原石(まともなプロジェクト)も数多く存在するのも事実で、全てが全て詐欺プロジェクトとは思いません。

とはいえ、割合を見ても明らかに詐欺が乱立しているのと、そういうものが盛大にやらかすときのほうが話題になりやすいため、傍から見るとヤバすぎるクソすぎる頭のおかしい世界で、普段触れてない人から冷ややかな目で見られて当然です。

特に下げ相場になると今まで以上に詐欺は増えますし、資産を失うリスクは跳ね上がるからこそ尚更です。

ラグプルに遭遇して「ああ、いつものやね」と思ってしまう自分達こそ、感覚が麻痺したバカタレであることを自覚しておきましょう!
誰かに何かを言われても反論せず、何か言われてもグッと堪えましょう。それもとても大事なことです。

あどまん
魔界相場だからこそ得意な人もいると思いますし(僕もそう)、やめろとは思いません。
得意な人は得意なところで金を奪うのが一番良いと思いますし、他人に言われて意思を変える必要は一切ないと思います。
が、この魔界を良くないと思ってる方と言い合っても、そもそも投資をする目的や仮想通貨への向き合い方等そもそも条件が異なりすぎて話は平行線のままになると思います。
なので、一定の理解を受け入れた上で、「へいへい」と思っておきましょう。

それでも退場や詐欺にあってしまったら?

それでもやはり退場する人は出てしまいます。

では、退場した人はどうすればいいのか選択肢を挙げていきたいと思います。

また、SNSで報告したり、取り返そうとするのはやめたほうが良いです。

それはなぜなのか?理由をしっかり説明していきます。

SNSで退場や詐欺被害を報告するのはとても危険

あどまん
きっとあなたは優しい人で自分の失敗を語ることで周りが同じ目に合わないようにと注意喚起の意味でSNSにて報告しているのだと思います。
でもやるべきではないです。
なぜならその報告には悪い大人が群がってくるからです。
実際に先月Twitter上で詐欺被害を報告された方が
『あれからDMで変な儲け話をしてくる人がたくさんいて人間不信になりそう』といった旨のツイートをされていました。
残酷な話ですが退場・詐欺被害報告は見方を少し変えると
『わたしは今精神的に弱っててお金にも困ってて、とても騙されやすくなっています!!!!』と世界中に向けてアピールしていることになるんです。
それを自覚しなくてはいけません。
それでも注意喚起としてツイートするんだという場合は、さらなる被害に合わないように細心の注意を払ってください。

Adminとして運営を手伝う

なにもお金を稼ぐことはトレードだけではありません。

例えば、プロジェクトのAdminとして日本語コミュニティの運営を手伝うことで対価としてお金を貰えます。


はぴねすさんは3月に初めてadminを任され、4月にプロadminを自称し、そのブランディングを武器に今では数え切れないくらいのプロジェクトのadminになっています。

いくら貰っているのかはわかりませんが、きっと僕の本業の月収よりも高いのではないでしょうか。

もちろんadminも継続的にコミュニティの存続を維持しなければなりませんし、頻繁にアップデート情報も発信しなければならず、とても大変な業務です。

しかし、ローリスクで堅実にお金を稼ぐことができます。

英語でコミュニケーションを交わさなければならないため、労力はかかりますが一つの選択肢としてアリではないでしょうか。

あどまん
僕もadminとして運営の手伝いをしていますが、モチベの維持が非常に難しいです。
プロジェクトによってもケチなところもあれば大判振る舞いなところもあり、プロジェクト選定が難しいですが、これはこれでやりがいがありそうです。
はぴねすさんは魔界で戦っているときよりもHappyな表情で過ごしているように感じます。

エアドロでローリスクでコツコツ稼ぐ

これはあまりにコツコツ作業すぎて途方もない話になりますが、エアドロでコツコツと資金を貯めていくことも選択肢の一つです。

ただ、ひたすらにエアドロに申請をしても、労力の無駄になってしまうことが殆どです。

そのため、プロジェクトの精査をしっかり行った上で比較的確度の高いものを紹介しているテレグラムやTwitterを参考にしましょう。

例えば、ふぃぎゅ坊さんが運営しているAirdropのテレグラムチャンネルはとても優秀で、プロジェクトを精査した上で紹介しています。

ただ、もう一度言うと、本当にチリツモ作業になるので、こまめにできる人が向いてると思います。

おすすめチャンネルAirdropJP

コピートレードで他人に任せる

こちらは資金が少しでも残っていないとできないものですが、上手なトレーダーのコピートレードで資金を運用することも選択肢の1つです。

例えば、Twitter等で先出しツイートをしている人を参考にトレードした場合、

・本当にトレードを行っているのか
・時間軸がわからない
・利確はいつなのか

等々の理由で手動でミラトレを行う場合、上手く利益を出すことができません。

しかし、「BitCopy」や「bitget」はトレーダーをフォローして自動的にトレードを行ってくれるサービスなので、優れたトレーダーさえフォローしていれば後は放置で利益を出すことができます。

あどまん
僕もコピートレードで運用しています。
コピートレードの難しいところは優秀なトレーダーをフォローするところに尽きます。
しかし、BitCopyのAlex氏は長年成果を出し続けているトレーダーかつフォロー制限もなく、誰でもコピートレードをすることができるため非常にオススメです。
堅実なトレードなので短期間で莫大な利益をだすようなことはありませんが、長期での運用という観点においてはかなりオススメです。

また、これらのサービスについては詳しく記事で解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

『代わりに取り返すよ』には乗ってはいけない

また詐欺被害の場合、『代わりに取り返すよ』という旨の提案を受けても乗らないようにしましょう。

なぜ受けてはいけないのかはこの動画で実体験を基にめちゃくちゃわかりやすく説明されています。

再生ボタンを押すだけでその部分だけ再生されるように設定してあります。
2分もありませんのでぜひご覧ください。
上の動画でも説明がありますが詐欺は立件することが非常に難しい犯罪で特に仮想通貨は法規制がまだ追いついていないこともあり、まともな手段で取り返すのはほぼ不可能です。
代わりに取り返すと言ってくる人の意図は99%
  • あなたから報酬を受取りたい
  • 非合法な手段で回収し、それをネタにあなたを脅す

のどちらかだと思ってください。

あどまん
1%程度は本当に救いの手の可能性があります。
ですが心が弱っている人にそれを見極められる力は残ってません。
退場したり詐欺被害にあったら、悔しい気持ちをぐっと抑えて【生活を建て直す】ことだけに全力を注ぎましょう。

注意喚起は生活を建て直して笑い話にできるようになってからで全然遅くありません。

仮想通貨の冬は本当に極寒

以上、色々挙げてみました。

これからひょっとすると仮想通貨はまた「冬の時代」が到来する可能性があります。

2018年年始のバブル崩壊から2019年の冬を経験してきましたが、思い返してみれば当時仲良くしてた数多くの人がいなくなりました。

草コインを触ってた人も触れなくなるか転生するかいなくなるか、です。

本当に極寒です。魔界は恐らく詐欺トークンが横行し、Twitterでは毎日どこかで言い争いが起こり、金を奪って逃げるものや悪質サロンの開設する者、しょうもないスキャンダルが話題の種となり、地獄のような日々が訪れます。

そんな冬の時代もどうか無事生き残り、次の盛り上がるタイミングでまた一緒に楽しめることを願っておきます。

それでは。