FTXの手数料が高いってホント?!手数料をお得にする方法を徹底解説!

FTXはユニークなサービスが豊富でそれを駆使して自由自在な立ち回りができる本当におすすめしたい取引所なのですが一つだけ欠点に感じる部分があります。

それはサービスがユニークであるために仕組みやルールもその分複雑だということです。

特に手数料周りは知らないと損することが多いです。

僕はFTXを使い始めて1年以上経ちますが早く知っておきたかったと思うことがたくさんあります。

そこで今回はFTXの各種手数料についてこの記事を見れば一通りわかるように解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

FTXについて

まずはFTXについておさらいしましょう。
FTXとは2019年4月に創設されたアンティグア・バーブーダに本社を置いている取引所です。

仮想通貨デリバティブ取引所であることを売りにしており、さまざまな取引所開発のトークンを取り扱っています。

世界最大の取引所Binanceと提携し、出資を受けたことでも話題となりました。

名称 FTX
設立 2019年4月
本拠地 アンティグア・バーブーダ
取引の種類 現物・先物・オプション
※レバレッジトークン・インデックストークン・株式トークンなどユニークな商品が多い
最大レバレッジ 101倍
出入金手数料 0% ※ETH・ERC・OMNIを除く
取引手数料 以下の要素によって変動
・過去30日間の取引量
・FTT(取引所トークン)の保有量
・FTTステーキング量
※詳細は後述
追証 ゼロカット(清算されても借金にならない)
日本語対応 -
スマホアプリ ◯(非常に使いやすい)

あどまん
わざわざデリバティブ(派生商品)取引所と銘打ってるだけあり、レバがかけられるのにロスカットが存在しないレバレッジトークン、分散投資が気軽にできるインデックストークンなどなどユニークなサービスに溢れています。

様々な面から僕がいま1番推している取引所でもあります。

FTXについてもっと詳しく知りたいという方は過去記事をご覧ください。
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FTXの手数料の種類と詳細

あどまん
FTXは手数料周りのルールがかなり細かく分かれているのでここでまとめて整理します!!

入出金手数料


なんと無料です。多くの取引所は送金手数料が発生するので魅力的ですよね。

しかしETH・ERC・OMNIだけは例外として手数料が取られてしまいます。

おそらくDefiブームの余波でGas代が暴騰していることが理由と思われます。

1回で数千円以上かかるのがザラでこれを無料にしてたら破綻してしまうので仕方ないですね。

後述しますが、FTTをステーキングすることでETH、ERC20の出金手数料を無料にすることもできます。

取引手数料

Maker手数料が0.02%、Taker手数料が0.07% です。

後述しますがFTXでの取引量が増えるほど安くなる仕組みとなっています。

あどまん
Maker・Takerは取引の際が板を作った(Make)か奪った(Take)で変わります。
指値注文をした場合は新しく板を出したことになるのでMaker。
成行注文をした場合は既にある板と注文がマッチングして板が消えるのでTakerです。

レバレッジ取引手数料

50倍以上のハイレバレッジに対してのみ、追加の取引手数料が発生します。

  • レバ50倍→通常取引手数料の0.02%追加
  • レバ100・101倍→通常取引手数料の0.03%追加

FTXはロスカットされても追証が発生しないゼロカットシステムが採用されています。

相場の急変動でロスカットして証拠金以上の損失が発生しても取引所がその分を肩代わりしてくれます。

上記のハイレバ時限定追加手数料はこの時のための基金に使われています。

あどまん
仮想通貨は時に一瞬で数倍になったり半分になることもなります。
そんなときにレバ取引をしてロスカットされると莫大な額の追証を請求されてしまいます。払えなければ借金です。怖すぎ。。。
ゼロカットシステムならこのような心配がないので安心です。
僕はレバ取引は絶対にゼロカットシステムの取引所でしかやりません。

FR(funding rate

FTXの先物取引では1時間に1度FRを受け取ることができます。

bybitやBINANCEは8時間に1度で1日に3回金利の支払い・受け取りが発生しますが、FTXは1日に24回発生します。

あどまん
FRのタイミングは時間的な区切りとなっていて
「次のFRたくさんもらえるからこれを受け取ったらポジションを解消しよう!」という状況はよくあります。
1日に24回とFRがこまめにあると立ち回りがしやすくて便利です。

用語解説【FR(funding rate)】

資金調達率という意味。
無期限取引で主に現物価格との乖離を是正する目的で設定されている。
基本的に有利なポジションが不利なポジションにFR分の金利を支払う形で乖離が是正される
価格乖離発生の例:
強気相場の時にはロング(買い)が急増
→ショート(売り)よりもロングの方が圧倒的に多くなる
→現物価格とFX価格に乖離が発生
価格乖離是正の例:
ロングが多いときにはロンガーが手数料を払い・ショーターが貰う
ショートが多いときにはショーターが手数料を払い・ロンガーが貰う

FRは上手く使いこなすと資産変動リスクを限りなく抑えながら1時間ごとに金利がもらえるといった立ち回りもできます。

詳しいやり方は過去記事でまとめてますのでぜひ参考にしてください。

 

レバレッジトークン手数料

FTXの代名詞とも言えるレバレッジトークンですが、取引手数料の他に以下の3つの手数料が追加で発生します。

手数料 発生するタイミング
作成料 0.1% 購入
償還料 0.1% 売却
管理料 0.03% 毎日1回

あどまん
レバレッジトークンはERC-20のスマートコントラクト機能でその都度自動でプログラムして必要な量のレバレッジトークンを作成しています。
そのため生み出すための作成料と返すための償還料が必要になります。

    他の取引所との比較

    ここまでFTXの手数料を紹介してきましたが他と比べて安いのかどうか、メジャー取引所と並べて比較します。

    Binance Bybit FTX
    入金手数料 0% 0% 0%
    出金手数料 一部を除き
    有料
    0% 0%
    (ETH・ERC・OMI除く)
    Maker 手数料 0.02~0.1% -0.025%(受取) 0.01~0.02%
    Taker 手数料 0.04~0.1% 0.075% 0.04~0.07%
    Maker+Taker 0.06~0.2% 0.05% 0.05~0.09%

    これを見るに手数料はBybit<FTX<Binanceと言えるでしょう。

    特に指値注文が多い人はBybitがお得ですね。

    BinanceとFTXはともに条件を満たすと取引手数料が安くなるシステムですが、初期段階だとFTXはBinanceの約半値とかなり安い手数料であることがわかります。

    あどまん
    とはいえBybitはFX専門取引所でありサービスの種類が非常に少ないです。
    そういった意味で手数料のバランスは取れていると言えます。

    FTXの手数料を下げる方法

    FTXの手数料はほどほどに安いことが分かりました。

    ここからはさらに手数料を下げる方法について解説していきたいと思います。

    FTXでの取引量による割引

    Tier 30D Volume(USD) Maker 手数料(%) Taker 手数料(%)
    1 0 0.020 0.070
    2 > 100万ドル 0.015 0.060
    3 > 500万ドル 0.010 0.055
    4 > 1,000万ドル 0.005 0.050
    5 > 1,500万ドル 0.010 0.045
    6 > 3,500万ドル 0.010 0.040

    FTXは過去30日間の取引量によってTier(いわゆるランク)が上がります。

    そしてTierが上がるほど手数料が安くなっていきます。

    たくさんトレードすればするほど安くなっていくわけです。

    自分のTierがいくつなのかを確認したい場合はトップページ右上から「Setting」へ進み、画像の赤矢印部分で確認できます。

    あどまん
    「Tier2に行くだけでも100万ドル!?無理やん」
    と思った方安心してください。
    これはレバレッジ取引もカウントされます。
    極論100倍ロングして一瞬で決済してもOKなので、あとちょっとで次のTierいけるなーって時は活用してみてください。

    FTTのステーキングによる割引

    ETH・ERC20は例外的に出金手数料が取られると説明しましたが、実はFTTをステーキングするとETH・ERC20の出金手数料が無料になります。

    昨今のDEX全盛期によってERCのGas代が非常に高騰していることは御存知の通りかと思います。

    このGas代は一回だけなら数ドル程度なのであまり気にならないかもしれませんが、積み重なっていくと案外バカになりません。

    なのでFTTのステーキング枚数に応じてETH・ERC20の出金手数料が無料になるのは非常にありがたいです。

    例えば、25FTTをステーキングしていると1回/日の出金手数料が無料、150枚だと3回/日が無料になります。

    あどまん
    FTXの場合はETHとERC、OMNI系以外の出金手数料は無料なので、CEX間同士であればERC以外で送金すればいいのですが、メタマスクに送金する場合はERCでなければならないケースも多々発生します。
    そのため、ERCの出金手数料が無料になるのはかなり僕の中ではありがたいインセンティブだなと思いました。DEXもかなり頻繁に触ってますしね。
    ちなみにBINANCEではERC20の出金手数料は15~20ドルほど発生するので、出金に関してはFTXがずば抜けて優れています。

    これ以外にもFTTをステーキングしておくメリットはたくさんあります。

    FTTステーキングの方法や魅力は過去記事にわかりやすくまとめていますので気になる方はご覧ください。

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    FTXの豊富なサービスを使いこなせると立ち回りの幅が本当に広がります。

    まだの方はこの機会にぜひ開設してみてください。

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    FTXの手数料まとめ

    まとめ

    ・出入金手数料がETH・ERC・OMNIの出金を除いて完全無料
    ・主だった手数料は出入金手数料・取引手数料・レバレッジ取引手数料・FR・レバレッジトークン手数料
    ・レバレッジ取引手数量・レバレッジトークン手数料は通常の取引手数料に追加で発生する
    ・取引手数料はFTXでの取引量が多いほど安くなる
    ・ETH・ERCの出金手数料はFTTのステーキングによって無料になる(1日あたりの回数制限付き)

    FTXの手数料の詳細と安くする方法について解説しました。

    これらがわかっていないと思いもよらぬ手数料負けをしたりと使えば使うほど損することになってしまいます。

    この仕組みを上手に使って少しでもお得にトレードをしてみてください。

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