JPYC(JPYCoin)とは?購入方法やAmazonでの使い方を詳しく解説!

USDTやUSDCといったドルと同じ価値を持つステーブルコインをご存知でしょうか?

と言っても、さすがにこの記事を読んでいる方々はステーブルコインのことくらい知ってますよねw

実は日本円に連動したステーブルコイン「JPYC」というコインもあるんです。

このJPYCを購入するとわざわざ国内取引所を経由することなく、ウォレットに資金を送ることができますし、polygonと呼ばれるブロックチェーン上にも資金を送ることができる画期的なトークンです。

今回はこのJPYCの購入方法について簡単に解説したいと思います。

日本円ステーブルコイン「JPYC」について

ティッカー/通貨名 $JPYC/JPYCoin
発行元 JPYC株式会社
代表者 岡部 典孝
対応チェーン ERC,Polygon,BSC,Harmony,xDai
公式リンク Webサイト
購入サイト
Twitter
Facebook
discord
Github
ホワイトペーパー

JPYCとは前払式支払手段として扱われる日本円に連動したコインです。そのため、1円=1JPYCと”ほぼ”固定されているトークンです。

元々は「ICB」という名称のステーブルコインでしたが、リブランディング?によってJPYCとなりました。

あどまん
ICB時代は僕もよくお世話になっていました。指定の銀行に入金するだけで翌営業日までに送られてくるので、非常に便利でした。
もちろん国内取引所経由のほうが数時間以内で着金するので早いのですが、時間に余裕のあるときはICBを使わせて頂いておりました。

JPYCは基本的には1JPYC=1円となります。

仕組みとしては、DEXなどで1JPYCの価格が1円を下回った場合は、発行体が供託金を増やすことで1円に近づけるように調整します。

逆に1JPYCが1円以上で取引されている場合は発行体が公式サイトから1JPYC=1円で売却を続けます。

そうすることで、DEXで購入するよりも公式サイトを使った方が適正価格でJPYCを購入できるようになるので、DEXでの価格も1円=1JPYCになるという仕組みになっています。

人的な方法で1円と連動させているため、DEXでは価格変動が起きてしまい、度々お得に購入できたりもします。

JPYCの購入方法

それではJPYCの購入方法について説明していきます。

公式サイトからJPYCを購入する方法

JPYCは公式サイトで販売されており、日本円を銀行振込みするかETHを送金することでJPYCを購入することができます。

JPYC販売所のページにアクセス

 

フォームに必要事項を入力

 注意点

5の送金先ネットワークでは、ERC、Polygon、xDaiを選択することができますが、もしERC以外に送る場合は事前にメタマスクでネットワークの追加の設定を行う必要があります。

あどまん
僕はPolygonに資金を送りたいので、5ではPolygonを選択しました。
PolygonはGas代がほぼかからず、トランザクションの処理も高速かつYieldFarmingが充実してきているので、オススメです。

ちなみに、Polygonの設定についてはPolygon(旧Matic Network)の使い方を解説!Metamaskでの設定からステーキングまでで詳しく解説しているので、ご参考にしてみてください。

振込先に資金を送る

フォームに必要事項を入力し終えたら、次は支払いです。

JPYCは銀行振込かETHのどちらかで購入することができます。

あどまん
基本的に国内取引所を経由せずにそのまま仮想通貨を購入したい場合に利用するケースが多いと思うので、おそらく銀行振込がメインになるかと思います。
この販売ページを経由して、ETHを送ってJPYCを購入するケースは少ないんじゃないですかね。

 

JPYCを受け取る

銀行振込かETHを送金すると、翌営業日までに指定したアドレス宛にJPYCが送金されます。

以上が、JPYCを正規のルートで購入する方法でした。

今までは国内取引所に入金して、そこからBTCやETHを購入し、海外取引所やメタマスク等のウォレットに送金しなければならず、非常に工数がかかっていました。

しかし、JPYCのおかげで指定の口座に振り込むだけで、ウォレットに送金されるのはとても嬉しいです。

DEXから購入する方法

公式サイトで購入する方法の他には、PoolされているUniswapやQuickSwapでSwapすることで手に入れることも可能です。

それでは、QuickSwapを例にして解説していきます。解説するって言ってもSwapするだけですが。

QuickSwapの「Select a token」をクリックして、「0x6ae7dfc73e0dde2aa99ac063dcf7e8a63265108c」を入力しましょう。

すると、JPYCが表示されるので、Swapしたい額を入力して「Swap」を押すだけです。

 

あどまん
QuickSwapのトークンリストの中にJPYCがないので、コントラクトアドレスを選択して個別に追加すれば表示されます。
「JPYC」と入力しても出てこないので気をつけましょう。
DEXで価格変動が起きた際に、すかさず現れて価格を正常に戻す人たちのことを「JPYC警察」と呼んでいるらしいです。
この方々のおかげで日々JPYCは日本円と連動したステーブルコインとして安定した日々を過ごしているようです。ありがとうございます。

JPYCの使い道

JPYCはUSDCやBUSDのようなステーブルコインとして避難先として保有したり、UniswapやQuickSwapに流動性提供して手数料を貰ったりできます。

他の利用例ですと、JPYCを使ってAmazonで商品を購入することができます。※現段階では Amazonでプライムマークが付いた商品のみ対応可能です。

Amazonで商品を購入する方法

買い方としては、Amazonの欲しい商品の URLを入力します。

欲しい商品の税込価格、名前、住所、メールアドレス、どのネットワークのJPYCを使って支払うかを入力し、最後に自分のイーサリアムのウォレットのアドレスを入力してフォームを送信します。

その後、指定のイーサリアムのアドレスにJPYCを送付すると、運営側が着金を確認した後に指定の住所に商品が送付されます。

あどまん
今はAmazonでの代理購入のみ対応していますが、今後はふるさと納税にJPYCを使えるようになるようです。
これはとても楽しみですね。一気に需要が広がる気がします。
とりあえず、2万円分のJPYCがあるので、プロ野球スピリッツ2021でも買おうと思います。

DEXで1JPYが1円以下になっている時に、たんまり買い込んで、そのJPYCでAmazonで商品を買うとお得になりますね。

https://twitter.com/MarryMary1127/status/1393445033110511617?s=20

https://twitter.com/tatsukifox3/status/1401072365195304964?s=20

ユーザーが流動性を高めるために様々な活用方法を生み出してる

当然ながらJPYCは日本人によく利用されており、非常にファンが多いです。

JPYC決済でSNSアイコンを販売してる方がいたりと、コミュニティの方々がJPYCの利用用途を増やしていく働きが見えてとてもいいですね。

こちらはNFTのゲーム「マイクリ」のキャラクターをJPYCで購入した例になります。

https://twitter.com/bearko_miyamoto/status/1401085807968931844?s=20

DEXで流動性を提供する方法

DEX(分散型取引所)はユーザーがトークンをPool(流動性を提供)することで取引できるようになります。

そして、DEXに流動性を提供した場合、報酬として手数料をもらうことができます。

なので、JPYCを保有しているだけならQuickSwapやUniswapなどで流動性を提供しても良さそうです。

それでは解説していきましょう。今回はQuickSwapを使います。

QuickSwapにアクセス

QuickSwapにアクセスして、「Pool」から「Create a pair」を選択してください。

そして、「Add Liquidity」で流動性を提供するペアを選択します。

今は地合いが少し悪いので、今回はリスク軽減のためステーブルペアで流動性を提供するために「USDC」と「JPYC」を選択します。

「Approve」をクリックした後「Supply」をクリックすると、LPが完成して流動性提供完了です。

まとめ

JPYCは日本円と連動したステーブルコインなので、日本人の我々からすると助かりますね。

先日、GMOが発行するGYENというステーブルコインがBINANCEに上場しました。

となると、このJPYCも将来的にはBINANCE上場の可能性も0ではなさそうですね。

まぁCEXに上場するより、ふるさと納税だったり日常生活での決済手段として使える幅が広がってくれる方が僕としては嬉しいです。

なので、デビットのクレジットカードとか出てくるとめちゃくちゃ重宝したいです。てな、感じでぜひ皆さんJPYCを一度買ってみてください。