今回はWeb2.0→Web3.0への架け橋としてのプロジェクト「Mask Network」についてご紹介したいと思います。
このプロジェクトは、普段自分達が使っているTwitterの投稿を暗号化したり、Twitter上でITO(資金調達)を行ったり、トークンの価格を調べたり、実際にTwitter上からUniswapでSwapを行ったりできる便利な機能があります。
その本来の目的は、主にSNSのプライバシーの問題を解決するため、分散型のインターネット社会を目指すため、いわゆるWeb3.0を目指すプロジェクトになっています。
目次
Mask Network 概要
ティッカー/通貨名 | $MASK/Mask Network |
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創設者 | Suji Yan |
上場先 | Digifinex,Huobi,Gate,OKEx,BINANCE,Kucoin等 |
時価総額 | 97,200,000ドル(21/6/4時点) |
VC | ALAMEDA RESEACH,BINANCE,DIGITAL CURRENCY GROUP等 |
公式リンク | Webサイト |
Telegram | |
Medium | |
Discord | |
Github |
Mask Networkは、Web 2.0からWeb 3.0への架け橋となるプロジェクトです。
と言っても、わかりづらいと思うのですが、Web2.0は今我々が使っているGoogleやFacebookやTwitter、Amazonなどのインターネットサービスのことを指し、このweb2.0はとても便利な反面、膨大のデータを取得し、我々のプライバシーを侵害していることが問題となっています。
近年はビックデータの有効性について叫ばれている一方で、プライバシーにおける問題も深刻化し始めています。
それらの課題を解決するために分散型のインターネットが生まれようとしており、それを総称してWeb3.0と言われています。
そして、Mask Networkは数あるインターネットサービスの中からSNSに焦点を絞り、SNSのプライバシーを保護するための手段として開発されたプロジェクトです。
もっと細かく言うと分散型ソーシャルメッセージ、ボーダーレス決済ネットワーク、分散型ファイルのストレージと共有、分散型金融(Defi),DAO(自律分散型組織)、NFTを統合し、ユーザーに安全、便利なWeb 3.0の新世界へのポータルを提供するために開発されました。
Mask Networkの5つの特徴
ここからはMask Networkがどのようなプロジェクトなのか特徴を5点ご紹介したいと思います。
特徴①:既存SNSでメッセージを暗号化できる
Mask Networkの特徴1つ目は、既存SNSでメッセージを暗号化することです。
Mask Networkは新規でSNSプラットフォームを構築するのではなく、既存のSNSにプライバシー要素を加えることを選択しました。
なので、Mask Networkは1から構築していくのではなく、既存のSNSに焦点を当てているようです。素晴らしい。
やり方としては、PCではMask Networkの拡張機能を使い、スマホではアプリ(ios,Android対応)をインストールし、FacebookかTwitterを連携させた上でメッセージを投稿します。
まず、Mask Networkダウンロードリンクから拡張機能、スマホアプリをダウンロードできます。
こちらがMask Networkのツイート作成画面ですが、単にツイートするだけでなく、閲覧可能な人も選択することができます。
Mask Networkからツイートした投稿は、Mask Networkをダウンロードしていないユーザーから見るとの以下ような見え方になります。
投稿されたツイート本体は、Twitter上ではなくMask Network上に投稿され、Mask Networkの拡張機能を利用している人のみ閲覧することができます。
以下の画像がMask Networkの拡張機能を利用しているユーザーから見える投稿内容です。
また、Mask Networkの拡張機能を用いて暗号化されたメッセージで返信することもできます。
メッセージの公開範囲が指定できる
Mask Networkでメッセージを投稿する際に、公開範囲を限定することができます。
公開範囲
・自分だけ:自分のみ閲覧可能
・特定の連絡先を選択する:指定したユーザーのみ暗号化した投稿を読むことができる
全てのユーザーに公開してしまうとプライバシーもクソもあるかと思われがちですが、Maskを通してメッセージを投稿すると、SNS運営側のサーバー側上には暗号化されたメッセージのみが残るので、機械的に検閲されるリスクを避けることができます。
もちろん、VCから出資受けてることが100%の安全を保証するものではありませんが、一つの基準にはなります。
特徴②:Twitter上でトークンのレートの確認やSwapができる
Mask Networkの特徴2つめはツイートのティッカーにマウスカーソルを当てると、レート確認やSwapが行えます。
例えばこちらのツイートで「$LUNA」にマススカーソルを当てるとチャートが確認できます。
Twitter上でSwapすることも可能
Uniswapに上場している銘柄だと、Twitter上で取引することも可能です。
Mask Networkと自分のウォレットを連携させておく必要がありますが、これは非常に便利な機能なのでぜひ連携させておきましょう。
ただ、現状ERCのみ対応なので、早くBSC、Polygonあたりには対応してくれることを願います。
おーい、社員頼むぞー
特徴③:ITOというICOやIEOのような資金調達が行われている。
Mask Networkでは、ITO(Initial Twitter Offering)と呼ばれる資金調達も行っております。
本来IEO(Initial Exchange Offering)は取引所で資金調達を行い、IDO(Initial DEX Offering)はDEXで資金調達を行う必要がありました。
今回のMask NetworkのITOはTwitterで資金調達をすることを意味しており、普段みんなが利用しているTwitter上で簡単に参加できる資金調達方法になります。
Mask NetworkのITOはこれまで8回実施されています。
これまでITO一覧
ITOへの参加方法
ITOが開始されたら、Twitter(@realmaskbook)でITOのツイートを探してください。
見つけたら「Enter」をクリックして参加してください。
Swap Reminderが表示されるので確認後、「I understand」と「Continue」をクリックします。
スワップしたい$MASKの金額を入力し(各ラウンドで1アドレスにつき最大2000$MASKまで)、「Unlock」と「Swap」をクリックしましょう。
取引が確定すると、成功画面が表示されます。
※画像はMask日本語サイトから引用させていただきました。
ITOのラウンド1から参加するためには$MASKを保有する必要がある
当初は$MASKを保有していなくてもITOに参加できましたが、今はMASKを保有する必要があるので注意しましょう。
ITOのラウンド毎に保有枚数が異なり、ラウンド3であればMASKを保有しなくても参加できるようです。
- 1,000MASK以上保有
- 500MASK以上保有
- 誰でも参加できる
※ITO毎に条件は異なるので、保有枚数等はITOが行われる度に確認する必要あります。
あと、以前はGas代を高くした者が勝てるマネーゲームでしたが、最近はガスリミットを設けたりしてBOT対策もしているので好印象です。
特徴④:Red PacketでTwitterやFacebook上でお金を送ることができる。
最後にご紹介するレッドパケット機能では、TwitterやFacebook上で暗号通貨のレッドパケットを直接送受信することができます。
ヴィタリック氏もこのレッドパケット機能を試したことがあり、すごく盛り上がったのを今でも覚えています。
仮想通貨インフルエンサー禿太郎丸子さんがMask Networkで働くことに
普段から仲良くさせて頂いてる禿太郎丸子(@crypto___baby)さんがなんとMask Networkに転職したようです。(今更ながらなんちゅう名前やねん)
\おめでとうございます/
何人かには伝えてけど改めて報告✨
明日からとあるプロジェクトで働きます🏃♂️わたしのだいすきなプロジェクト☺️💓https://t.co/soOuhsbq7o pic.twitter.com/H4Z0Ftksxa
— 禿太郎丸子🐰cryptobaby (@crypto___baby) May 31, 2021
彼女はわざわざ名古屋から東京に引っ越したようです。この思い切った行動は凄いなと思います。見習いたいです。
ということもあり、やっぱり身近な人が実際に働くとなると無条件でそのプロジェクトは応援したくなりますね。
今まであまり興味なかったのですが、これを機に調べてみたらとても魅力的なプロジェクトだったので今回ブログで執筆するに至りました。
まとめ
Mask Networkは次世代のインターネット社会を生み出すプロジェクトとして期待しています。
やっぱり普段使ってるSNSに焦点を当ててることは自分事化しやすいですし、実際にプロダクトを体験できるというのはとても自分の中では大きく、ましてや身近な人が働いてるとなると贔屓に応援したくなりますね。
ぜひ、トークンを買わなくてもTwitter上にMask Networkを導入してみてはいかがでしょうか。Web3.0という次世代のインターネットを先取りできるのは貴重な体験です。