仮想通貨で恐らくもっとも長期投資されてる銘柄といえばBTCです。
どうせ数年放置するなら、今流行っているDeFiのステーキングのようにどこかに預けて金利が欲しいですよね。
今回はそんな方におすすめな「ACoconut」というサービスの「BTC+」をご紹介します。
そのACoconutが提供するサービスのひとつ「BTC+」が非常にオススメで、ざっくりいうと「renCrv、aWBTC、cWBTCなどのBTCイールドトークンで構成された合成BTCトークン」で、保有していると枚数が増えていく運用サービスです。
①安全な環境で保管する
②カウンターパーティーやインパーマネントロスなどのリスクを受け入れながら運用する
$AC #acBTC
ここから大爆益。所詮前回の高値まで戻っただけでここから更に上がると思う。半年ロックしてるからもう眺めることしかできないけど。預けたBTCと1:1の割合でACも買ってる。日本語コミュも一日で300人くらい増えて活発になってきた。まだ参加してない方はぜひ🤤https://t.co/tX0MVPEXCr https://t.co/j5Yo4FdhD8 pic.twitter.com/hvmo7JOI9P
— あどまん@ユニスワソルジャー🦄 (@admen_vc_2) April 5, 2021
この記事ではBTC+の特徴や注意点に加え実際の運用のやり方、抑えておくべきポイントまで解説します。
ぜひ最後まで御覧ください。
目次
BTC+とは
BTC+はNUTS Financeが運営するACoconutのプロダクトの一つで、BTCとぴったりペッグするポジティブリベース(簡単にいうとウォレットに入れてくだけで枚数が勝手に増える)銘柄です。
現在のAPY(福利で放置した場合の年利)は大体20%となっています。
枚数が増える理由としては最初にBTC+と同額のペッグトークンを入金するのですが、これを自動で運用してくれます。増える枚数はその配当に当たるわけです。
忙しい方向け $AC プロダクトまとめ
◆BTC+
1.BTCを預けたらAPY20%(今時点)でBTC自体が増える(現在BSC上のみ)
2.BTC+を更にステーキングするとAPY40%(今時点)でAC掘れる
◆acBTC
1.クロスチェーンBTCペッグトークン
2.BTCから鋳造/償還する手数料激安(他社比)
3.チェーン間の移動も安い— 草OLふたば (@futabatei) April 1, 2021
ACoconutは様々なサービスがある故に、少々分かりづらい側面もあるため、今回はBTC+に焦点を当てて紹介します。
気になった方はぜひ調べてみてください。
BTC+の特徴
リスクとリターンのバランスが絶妙
BTC+は仮想通貨を運用する際の問題になっていた部分を絶妙に解消してくれています。
当然ノーリスクでは当然ありませんが、バランスが良いです。
仮想通貨運用の例と問題点
・CEXでレンディング→取引所破綻などのカウンターパーティリスク
・DefiでLPを作ってイールドファーミング→インパーマネントロスリスク
・Defiなのでカウンターパーティリスクが低い(DAO移行予定)
・ペアで預けるわけではないのでインパーマネントロスリスクがない
草コインとかだといくら利回りがあっても現物が大暴落したら意味がないですから。
要はビットコインもホールドしたい!!それを元手にイールドファーミングで高APY欲しい!!っていう欲張りな願望に見事に答えた形です。
現状BTC+なしにこれを実現しようとすると
CompoundなどにBTCを預ける
→イールドファーミングに使う仮想通貨を借りる
→良いDefiと通貨ペアを見つけてファーミング
というめちゃくちゃ面倒な作業が必要です。
それがBTC+にBTCBなどのペッグトークンを入金して放置するだけで良いので非常に楽になりました。
様々なチェーンに対応(する予定)
現在はBinanceSmartChain(BSC)のみ対応していますが、今後はEthereumのV2実装を予定していたり、その後はSolana、Polkadot、HECOなどのチェーンにも対応予定です。
やはりBSCがいくら流行っているとはいえ、ERC(Ethereum)の影響も非常に大きく、V2実装されると相当な数の資金が流入するのではないかと予想されます。
また、中華圏で人気なHuobiECOChain(HECO)やアフロ率いるFTXファミリーのSolana、Web3.0の中核でもあるPolkadootに対応する頃にはTVLはとんでもないことになってそうです。楽しみですね。
セキュリティ面や信頼性が高い
大事なBTCを預けるからにはセキュリティ面が大事ですよね。
BTC+では運用先をCompound、Aave、Curve、acBTCといった信頼性の高いDefiに絞ること、契約に監査法人による監査を入れることでリスクを抑えています。
また脆弱性を突かれた時のために保険も用意されています。
まだローンチされていませんが、ネイティブトークンであるACを使用して保険を購入できるようになるとのことです。
Glad to support leading #crypto projects @graphprotocol @API3DAO @OasisProtocol @litentry @DIAdata_org @unifiprotocol @RampDefi @TheBoringDAO @apyfinance @Nsure_network @razor_network @FinanceOin @seascapenetwork @NUTSFinance @xendfinance @apronofficial1 @insur_ace @DoraHacks pic.twitter.com/osdNVpiT5T
— BlockArk (@Block_Ark) February 24, 2021
BlockArkはテンセント・アクセンチュア・PwCの主要メンバーが所属しており、非常に高い実績と評価を得ているベンチャーキャピタルです。
上手い話にありがちな、いつ運営が飛ぶかわからないといったプロジェクトではありません。
ネイティブトークン$ACがある
まだ詳細な説明が出てなかったんで少額でテストしてたんだけど、ACトークンをロックしてAPYブーストする機能、これ相当APY上がる🚀
具体的に言うとBTC+ステーキングまでしたAPYが53%だったのが、86%になった🚀🚀🚀
絶対した方がええでこれまじで🧐$AC #ACoconut pic.twitter.com/kwNCJo5rc3— 草OLふたば (@futabatei) April 4, 2021
BTC+にはACoconutで使えるネイティブトークンACが発行されています。
保有しておくと議決権の付与、手数料の買い戻し、APYのブースト、いざという時の保険などさまざまなメリットがあります。(APYブースト以外は未実装)
つまりBTC+の利用が増えるほどACの需要が伸び、さらにブーストで使われる場合はその分のACがロックされるという価格上昇の仕組みができあがっており投資対象としても魅力的です。
まだローンチから数日ですが既にドル換算50万ドル以上のACが平均2.9年間ロックされています。
利用状況を示すTVL(預入資産)とACロックの枚数と期間は適正価格を探るのに重要な指標になるでしょう。
4月に入り3倍以上の高騰をしていますが、執筆時点で時価総額は900位前後です。伸びしろはまだまだあります。
そのため時価総額やTVLなどの指標を基に持っているポテンシャルに対して現在の価格が高いか安いのかを見極める事が特に重要です。
プロジェクト内容が似ているbadgerと比べても時価総額はまだまだ低く、あまり値段のことは言及したくありませんが、相当伸びるのではないかと思っています。
ACの価格上昇が期待できる理由
- APYを上げるためにACをより多く、より長期間ロックする必要がある。
- 今後複数のチェーンに対応することで多額の資金の流入が予想され、それだけACの需要も高まる。
- 時価総額がまだ$11,000,000(2021年4月現在)と、競合のBadger($333,700,000)と比較すると約30倍ほど離れているため伸びしろがある
- 今後実装予定のacSafeという保険プロダクトを購入するためにはACで購入する必要がある(=ACを購入する必要がある)
などの理由が考えられるので、単なるガバナンストークンではなく、ACoconut内でACが使われるケースも多く、価格上昇も期待できるのではないかと考えています。もちろんそれは、ACoconutが今以上にユーザーに利用される必要がありますが、金融業界出身のCEOであるTerryさんとビジネスパートナーのダニエルさんの発言を見る限り、幅広いネットワークとリソースも用いて機関投資家へのアプローチも行う予定だったりもするので、結構期待できるのではないかと思っています。有名なベンチャーキャピタルも複数入っていますしね。
BTC+の注意点
UIがわかりにくい
使ってみた率直な感想ですが、正直どこで何ができるのかわかりにくいです。
初見で正しく操作できる人は少ないでしょう。
ブーストしようとACをロックしたのに関わらず、APYが上がらないので調べたらロックした上でアクティベートを別にしないといけませんでした。
公式の日本語チャンネルでもまったく同じ状況で質問されている方がいたのでUIはわかりにくい部類に入るでしょう。
これからいくらでも洗練されていくでしょう。期待してます。
日本語の情報が極めて少ない
時価総額も1000位程度でサービスもリリースしたばかりとあってサービスの仕組みや使い方について日本語での発信がほぼありません。
仕組みがわかってないと立ち回りを間違えますので、公式のTwitterやMediumをチェックした上で少額でテストしながら覚えましょう。
今日本で一番情報が多いのは間違いなく公式の日本語チャンネルです。
わからないことがあればこちらで相談してみることを強く勧めます。
僕もコミュニティ運営者のメンバーとして参加させていただいていますが最新情報を素早く拾いたい方もプロジェクト内容が知りたい方も単に使い方がわからない方も万人におすすめできます。
気軽に質問しやすい空気づくりもできていて雰囲気もいいですよ。
1時間もある英語音声を1週間かけて和訳してださったり、エアドロの参加方法を一から教えてくれたり優しすぎ。
ちなみにACoconutsで検索すると残念ながらココナッツの情報ばっかりでてきます。
調べづらさに拍車をかけてますね。
BTC+の操作方法
実際にどのように運用するのかを画像つきで解説いたします。
運用のステップとしてMint・Earn・Lokerの3段階があり、単にBTCを増やしたいだけならMintまででOKです。それ以降はACを増やすための作業です。
※REDEEMは運用を止める際に必要になります。
BTC+トークンのMint(持ってるだけで枚数が増える)
まずBTC+で取り扱いがあるBTCペッグトークンとBSCウォレットを用意します。
今回はBSCのBTCペッグトークンである「BTCB」と「Metamask」を用いて解説します。
fa-arrow-circle-right補足BTCBはBINANCEから$BTCを「BSC」アドレスでメタマスクに出金した場合、自動的にBTCBに変換されます。それかPancakeでBTCBを購入しましょう。
公式サイトにアクセスして右上の「Connect」をタップしてMetamaskと接続します。
Metamaskが立ち上がるので接続するアカウントを選択して「次へ」とクリックします。
トップ画面からTVL(預入資産)やAPY(年利)を確認できます。
どのペアにするかなど立ち回りを決めるためにチェックしましょう。
今回はBTCB⇔autoBTC+でMintします。今はAPY20%前後あるようです。
決まったら「Mint」をクリックします。
Mintするペアを選択して数量を入力したら「Approve」をクリックしてください。
Metamaskが立ち上がり確認を求められます。
Approveが終わるとMintボタンに切り替わるのでMintをクリックします。
Metamaskが立ち上がり確認を求められます。
Earn(BTC+をステークしてACを掘る)
手にしたBTC+はステークしてACを掘ることができます。左のバーから「EARN」をタップします。
先程も言いましたが、$ACはまだ時価総額が900位(2021年4月段階)とまだまだ低時価総額で伸びしろが期待できる銘柄です。
なので、BTC+で保有するのであればステーキングもして報酬としてACも貰うことをオススメします。デメリットがないので
ステークする銘柄を選択しましょう。今回は先程MintしたautoBTC+をステークします。
APY62.41%分のACを貰えます。
内容に問題がなければ「Deposit」をタップしてください。
ステークする数量を入力して再び「Deposit」をタップします。
Metamaskが立ち上がり確認を求められます。
これでEARNは完了しました。毎日ACが報酬で貰うことができます。最高だ!
Loker(ACをロックしてAPYを上昇させる)
ACをロックするとvACというものが手に入ります。このvACがより多くあるほど、ACのマイニングパワーは上昇します。
このvACをより多く入手するためには2つの方法があります。
vACを手に入れる方法
- より多くのACをロックする
- より長期間ACをロックする
そして、ここではACをロックする方法を解説していきます。
ロックが完了しただけでは、終わりではなく最後に「Activate」を押すことによってAPYのブーストがかかるため、忘れずに設定しておきましょう。
ACをロックしてAPYをブーストする方法
- ロックしたい$ACの枚数を決める
- ロックする期間を決める(最低1ヶ月、最長4年)
- アプルーブ→ロックする
- Activateを押す
この手順を行うことでAPYをブーストすることができます。
また、最大ブーストは2.49倍に設定されており、「Calculate」で自分のロック枚数、期間に応じて倍率がどのくらいか計算してくれるのでぜひ試してみましょう。
REDEEM(BTC+トークンを元のペッグトークンに戻す)
BTC+による運用を止めたいときや出金したいときはBTC+を元のペッグトークンに戻す必要があります。
ステークしている場合は先にステーク分を引き出しましょう。
EARNの項目からステークしている通貨を選び「Withdraw」をタップします。
数量を入力して再び「Withdraw」をタップします。
Metamaskが立ち上がり確認を求められます。
これで預けていたauteBTC+と堀れたACが受け取れました。
auteBTC+を元のBTCBに戻しましょう。
左のバーから「BTC+」をタップしてページが切り替わった後、右上の「Redeem」をタップします。
auteBTC+⇔BTCBを選択、数量を入力したら「Redeem」をタップしてください。
これで元のBTCBに戻りました。
今回はMintしてから即Redeemしたため手数料分目減りしていますが、本来リベース報酬で枚数が増えているはずです。
ここで書いてあるとおりにいかない場合は公式チャンネルなので確認するなどしてみてください。
ACoconutまとめ
まとめ
・ACトークンはAPYブーストなど用途が明確でTVLと連動して上げると予想される。
・リリース間もないこともあり、UIが少しわかりづらい。
・日本語の情報が少ないのでわからないことがあれば公式の日本語チャンネルへ
この記事を読んで興味を持った方はぜひAcoconutを利用してみてください。