『どの取引所を使うのか』
仮想通貨トレードは取引所によって特色が大きく異なり、それによって取るべき立ち回りも変わります。
近年はDeFiバブルということもあり、UniswapやPancakeSwap等DEXを利用するシーンも増えました。
僕自身、Uniswapをメインとしたトレードでバブルを残り超えたように、CEX(Centralized Exchange)から離れた人も多いのではないでしょうか?
しかし、まだまだ中央集権化されたCEXの需要は高く、Gas代がかからないことやデリバティブ取引が可能だったり使い方次第では多くの利点もあります。
そんな今回は僕がおすすめする5つの取引所について、7つの項目で評価します。
おすすめ海外取引所5選
- Binance
- FTX
- AscendEX
- MXC
- bybit
7つの評価項目
- とっつきやすさ:初心者向け⇔上級者向け
- 取扱い銘柄:メジャー⇔マイナー
- 銘柄・ペアの数:多い⇔少ない
- 商品の種類:多い:少ない(現物・先物など)
- 手数料:高い⇔安い
- サーバー:強い⇔弱い
- 板:厚い⇔薄い
おすすめ取引所〇〇選系の記事はランキング形式が多いですが、大事なのは優劣ではなく状況に応じた使い分けです。
上記の評価の上でそれぞれメリット・デメリット・おすすめの立ち回りを解説します。
状況に応じて使い分けすることで相場への対応力が大きく上がります。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
Binance【ライトユーザーにもおすすめ】
とっつきやすさ | 初心者向け | ||
---|---|---|---|
取扱い銘柄 | メジャー寄り | ||
銘柄・ペア数 | 非常に多い | ||
商品の種類 | 多い(現物・証拠金・先物などなど) | ||
手数料 | 普通 | ||
サーバー | 普通 | ||
板 | 非常に厚い |
メリット
- 取扱い銘柄が297種類以上と非常に豊富
- 先物(フューチャーズ)の最大レバレッジが125倍と高い
- ハッキングなどトラブルへの対応がユーザーファーストですばらしい
- クレジットカード入金可能
- UIの評判が非常に良い
デメリット
- BNB払いを活用するなどしないと手数料があまり安くない
- レンディングの金利がFTXより低い
- マイナーな銘柄は少ない
おすすめの立ち回り
現物取引のメイン戦場かつ余っている運用資金を置く拠点として使うのがおすすめです。
※長期投資分はハードウェアウォレットに入れることを勧めます
理由としては
- 他の取引所と比べて破綻リスクが低い
- 取扱い銘柄とペアが多いのでいろんな通貨を管理しやすい
- 取引量が非常に多く板が厚いので大きな資金でもすぐにさばくことができる
- 様々なチェーンに対応しているため、各チェーンへの送金が容易
が挙げられます。
Binanceは大きな欠点がない分、尖った長所も少ないので、レバレッジトークンが触りたくなったらFTX、BTC FXがしたくなったらbybitといった具合でなにかしらに特化している取引所とうまく使い分けていくのが良いでしょう。
また、最近ではDEXが主流の人も多いのではないでしょうか?
BINANCEでは、FTM,SOL,AVAX,BSC,ERC,NEAR,ICP等数多くのチェーンに対応しているためBINANCE→各チェーンウォレットに送金することができます。
現状、他の取引所でここまで対応しているところはまだ数少ないため、さすがBINANCEといったところです。
詳細が気になる方は以下の記事でまとめていますのでご覧ください。
FTX【豊富な商品で柔軟な立ち回りができる】
とっつきやすさ | 上級者向け | ||
---|---|---|---|
取扱い銘柄 | 中間 | ||
銘柄・ペア数 | 多い | ||
商品の種類 | 非常に多い (現物・証拠金取引・先物・レバレッジトークンなど) |
||
手数料 | 安い | ||
サーバー | 少し弱い | ||
板 | 普通 |
メリット
- レバレッジトークン、ボラリティトークン、予測トークン、株式トークンとユニークな商品が多い
- 出金手数料が一部を除きトランザクション手数料含めて無料
- BTC FXだけでなくドルなどの通常の為替もできる
- レンディングの金利がBinanceより高い
- FRの受取が1時間ごとにある(他の取引所は8時間ごと)
レバレッジトークンはFTXが編み出した金融商品でスマートコントラクト機能を使ってレバレッジがかかった動きをするように組まれたERC20トークン(現物)のこと。
例えばBULLUSD(BTC3倍ロングトークン)ならBTCが10%上昇した時BULLUSDは30%上昇する。
FTXでは
- HALF(0.5倍)
- 1倍(VOL)
- -1倍(HEDGE)
- 3倍(BULL)
- -3倍(BEAR)
が用意されている。
値動きは本物の株と連動している。
無期限取引で主に現物価格との乖離を是正するために設定されている。
例えば強気相場の時にはロング(買い)が急増する。その場合ショート(売り)よりもロングの方が圧倒的に多くなるという状況が発生してしまい現物価格とFX価格に乖離が生まれる。
この市場のバランスを整えるために
・ロングが多いときにはロンガーが手数料を払い・ショーターが貰う
・ショートが多いときにはショーターが手数料を払い・ロンガーが貰う
と有利なポジションが不利なポジションに金利を支払うことで、この乖離を縮める。
デメリット
- ユニークな故に仕組みわかりにくい商品が多い上に日本語に一切対応していないのでとっつきにくい
- アプリのUIが独特で使いにくいと言う声が多い
- サーバーの評判があまり良くない
おすすめの立ち回り
FTXがFTM、MATIC、AVAXのチェーンに対応してくれたらバイナンスから資金移すんだけどなあ。現状各チェーンのハブとしての役割が強いから、対応銘柄が多ければ多いほど助かる。頻繁に出金停止になったとしても対応してる取引所が便利😒個人的にFTXのアプリのUI好きだし、理想はメインで使いたい! https://t.co/ftaz4K1ha2
— あどまん@ユニスワソルジャー🦄 (@admen_vc_2) May 21, 2021
Binanceよりリスクを取ったアクティブな運用をする場合のメインとして使うのがおすすめです。
理由としては
- 【ロスカットされないレバ取引】ができるレバレッジトークンを始めとしてとにかく商品がユニークで豊富なので相場に合わせて非常に柔軟なポジションが取れる
- その分複雑なのでデリバティブの仕組みなどを深く理解する必要があり、慣れている人でなければ使いこなせない。
- 出金手数料が基本無料なので他の取引所やチェーンへのハブ的な役割にも向いている
- レンディング金利がBinanceより高いため、浮いてる資金を預けておくのにも良い
が挙げられます。
相場の急変時に重くなることがちょくちょく報告されてるのでスキャルピングにはあまり向きませんが、商品の仕組みや特性を理解して使いこなせればこれほど幅広い立ち回りが取れる取引所も他にありません。
少しとっつきにくい所はありますが、触っていけば慣れます。
詳細が気になる方は以下の記事でまとめていますのでご覧ください。
AscendEX【高騰銘柄多数、通称パンプマックス】
とっつきやすさ | 上級者向け | ||
---|---|---|---|
取扱い銘柄 | マイナー(草コインメイン) | ||
銘柄・ペア数 | 普通 | ||
商品の種類 | 普通(現物・証拠金・先物) | ||
手数料 | 安い(やり方によっては無料) | ||
サーバー | 普通 | ||
板 | 薄い(主に証拠金取引・先物取引) |
メリット
- PUMPMAXという通称ができるほど、よく高騰銘柄が出る
(取引所側の銘柄選定センスが高い) - Polygon対応
- 取引マイニングとリバースマイニングによって手数料が実質無料
AscendEXの場合はBTMXがもらえる。
バラマキのように思えるが取引所としては出来高をてっとり早く挙げられるメリットがある。
例えばBTC/USDTペアを取引した場合は、USDTがもらえる。
これにより需要と供給が釣り合って取引高が安定するわけです。
デメリット
- 証拠金取引・先物取引の板が薄く、取引量に気をつけないとさばくのが大変
おすすめの立ち回り
PumpMaxことBitMaxがいつのまにかリブランディングして「AscendEX」という名前になってた。ここはPumpMaxと言われるだけあって、低時価総額の有望な銘柄が数多く上場してるからまだ使ったことがない人はこの機会にぜひ使ってみて。
次のPumpは $NGM じゃないか?と思ってるhttps://t.co/jOhd7rNLdP— あどまん@ユニスワソルジャー🦄 (@admen_vc_2) March 24, 2021
草コインの現物取引のメインとして、またPolygonを利用する際の送金元として使うのがおすすめです。
手数料をマイニングにて無料にできるのが特にキモです。
同じく草コインのメインを張れるMXCの手数料は海外取引所の中では割高です。
マイナーな銘柄が充実していてかつ手数料が安いというのは嬉しいポイントです。
Maticブリッジなどを経由することなく、直接Metamaskのウォレットに送金ができるので手間と手数料の節約ができます。
詳細が気になる方は以下の記事でまとめていますのでご覧ください。
MXC【魔界との橋渡し的取引所】
とっつきやすさ | 上級者向け | ||
---|---|---|---|
取扱い銘柄 | マイナー(草コインメイン) | ||
銘柄・ペア数 | 普通 | ||
商品の種類 | 多い(現物・証拠金・先物・指数・レバレッジトークン) | ||
手数料 | 高い(あくまで海外取引所水準) | ||
サーバー | 普通 | ||
板 | 薄い(主に証拠金取引・デリバティブ取引) |
メリット
- 魔界にしか無いマイナーかつ有望な銘柄を素早く上場させる。
- IEOの成功実績も多く、銘柄選定のセンスが良い上に上場判断も早い。
- Polygon対応
- 数少ないレバレッジトークンが使える取引所の一つ
デメリット
- 証拠金取引・先物取引の板が薄く、取引量に気をつけないとさばくのが大変
- 取引手数料が一律0.2%とBinance(0.015~0.1%)やFTX(0.01~0.07%)などの他の海外取引所と比較すると高い
おすすめの立ち回り
度々猛烈プッシュして申し訳ないけど、この $CWS もMXCで買える。ワイは資金移動させるのめんどいからUniswapでバカらしいGas代払って買ってるけど、絶対MXCで買うべき😪何万ドルかMXCに常時置いておこう。https://t.co/7HnGvTqBJI
— あどまん@ユニスワソルジャー🦄 (@admen_vc_2) March 22, 2021
ロスカット気にせず入れるMXCやっぱりええな。FXで丸焦げになるGAIあんもMXCのレバレッジトークンにした途端勝ち始めたもんな。
去年SushiとFileCoinで年収分稼いだらしい。 https://t.co/4Q20aWGnyw— あどまん@ユニスワソルジャー🦄 (@admen_vc_2) February 10, 2021
魔界以外にはMXCにしかないような銘柄の現物取引とマイナーな銘柄のレバレッジトークンを活用するのがおすすめです。
理由としては
- Uniswapなどの魔界はGAS代が非常に高いため、MXCに上場しているのであればそちらで買うほうが圧倒的に安い。
- レバレッジトークンが使える数少ない取引所かつマイナーな銘柄も多い。
- 取引手数料自体は割高なためAscendEXなど他で上場している銘柄はそちらで購入したほうがお得。
が挙げられます。
詳細が気になる方は以下の記事でまとめていますのでご覧ください。
Bybit【仮想通貨FXならココ!】
とっつきやすさ | 初心者向け(証拠金・先物取引に慣れていれば) | ||
---|---|---|---|
取扱い銘柄 | メジャーのみ | ||
銘柄・ペア数 | 少ない | ||
商品の種類 | 非常に少ない(証拠金・先物のみ) | ||
手数料 | 非常に安い(指値注文で手数料受取) | ||
サーバー | 非常に強い | ||
板 | 非常に厚い |
メリット
- 指値注文は手数料0.25%受取と非常にお得(Maker:-0.25%、Taker:0.75%)
- サーバーが優秀で相場の急変時も安定して注文が通る
- サイトもチャットサポートもすべて日本語に対応している
どちらになるのかは注文の際、板を作った(Make)か奪った(Take)かで変わる。
指値注文をした場合は新しく板を出したことになるのでMaker。
成行注文をした場合は既にある板と注文がマッチングして板が消えるのでTaker。
基本的にMakerのほうが取引手数料が安い。bybitではもらえる。
逆に成行注文した場合は750円支払いです。
bybitは他の取引所と比べてもMakerとTakerの差が特に激しいです。
極力指値注文で済ませるようにしましょう。
デメリット
- デリバティブ専門のため、現物取引がない
- 取扱いペアが少ない
- 出金できる時間が日本時間の1時・9時・17時と決まっている。
ただ安全性を優先してのことなので目を瞑りましょう。
おすすめの立ち回り
BTCや主要アルトをレバレッジかけたい場合のメインとして使うのがおすすめです。
指値取引の手数料が受取で非常にお得ですし、サーバーも非常に強い(急変時にbybitだけ注文が通ったという口コミ多数)ので鉄火場でのスキャルピングにも向いています。
サポートも日本語対応で使いやすいです。
証拠金取引・先物取引という性質上、仕組みを理解できていることが前提になりますが、非常にとっつきやすい取引所と言えます。
詳細が気になる方は以下の記事でまとめていますのでご覧ください。
まとめ
おすすめ取引所のまとめ
- 弱点がなくライトユーザーにも安心して勧められるBinance
- 豊富で複雑な仕組みを使いこなせることができれば非常に便利なFTX
- 高騰銘柄を多く取り揃え手数料も非常に安いAscenEX
- 魔界の優良銘柄をいち早く見抜いて上場させるMXC
- BTC FXに完全特化したbybit
- 良い所を一箇所だけ使えばいいというわけではなく上手く使いわけるのがとても大事
上手に使いこなして相場の環境に柔軟に対応できるようになりましょう!!!!